大谷翔平 自己最多タイ1試合3盗塁 本塁打上回る44―46で史上初の50―50へまた一歩前進

[ 2024年9月3日 06:10 ]

ナ・リーグ   ドジャース11-6ダイヤモンドバックス ( 2024年9月2日    フェニックス )

7回、今季45個目の盗塁となる二盗を決めるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が2日(日本時間3日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第1、4打席にいずれも右前打を放って3試合ぶりのマルチ安打をマークした。また、4回に二盗を決めると、7回には二盗、三盗に続けて成功し、自己最多タイの1試合3盗塁で今季46盗塁。44本塁打を2つ上回り、史上初の50本塁打&50盗塁へまた一歩前進した。チームもナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスに快勝して4連戦を3勝1敗で勝ち越し、地区優勝へ大きく前進した。

 3―1の7回の第4打席は1死走者なしの場面。左腕モンゴメリーの1ボールからの2球目の内角シンカーにやや詰まらされながらも右前に運んだ。そして、モンゴメリーのクイックモーションを盗んで二盗に成功すると、続けて三盗にも成功して46盗塁目とした。これで盗塁は年間54盗塁ペースとした。そして、ベッツが申告敬遠で歩かされて一、三塁となったところでフリーマンの犠飛を呼び込み、チームの4点目に足で貢献した。

 初回の第1打席は左腕ロドリゲスとの対戦。カウント2―1から甘く入った内寄りのシンカーを捉えると、117.2マイル(約188.6キロ)の痛烈打球はあっという間に右前で弾んだ。しかし、続くベッツが二ゴロ併殺打に倒れて盗塁のチャンスはなかった。

 3回無死二塁の第2打席は内角へ執拗な攻めを受け、ヒヤリとする場面もあった。また、7球目をファウルした際には右膝に自打球がかすめて気にする仕草もあったが、8球目の外角スライダーを引っ張り込んで二ゴロで進塁打を放った。そして、ベッツが左前適時打を放って先制すると、右手中指骨折から復帰したフリーマンが今カード3本目の一発を放って加点した。

 3―1の4回2死三塁の場面。ダイヤモンドバックスベンチは左腕モンゴメリーを準備させていたが、先発ロドリゲスを続投。しかし、ここはストレートの四球で歩かされた。そして、一、三塁となったところで二盗に成功。今季44個目の盗塁となる二盗を決めた。これで盗塁数も本塁打数に並び、44―44となった。

 大谷は今カード初戦となった8月30日のダイヤモンドバックス戦で2回に43個目の盗塁を決め、8回には43号ソロ。大リーグ史上初のシーズン43本塁打&43盗塁を達成した。8月31日の第2戦は初回に今季5本目となる先頭弾とする今季44号。2度目の満票MVPを獲得した昨季の本塁打数に並んだ。第3戦は4打数無安打、3三振で3試合ぶりの無安打に終わったが、2位との直接対決第4ラウンドで大活躍を見せた。

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