【高校野球】阿南光146キロ右腕・吉岡がプロ志望届提出、プロ注目の福田は「3年後プロに」社会人野球へ

[ 2024年7月29日 19:45 ]

第106回全国高校野球 徳島大会決勝   阿南光5―6鳴門渦潮 ( 2024年7月29日    むつみスタジアム )

<阿南光・鳴門渦潮>サヨナラ負けを喫して涙を流す阿南光・吉岡
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 阿南光は、鳴門渦潮との決勝に延長10回タイブレークの末にサヨナラ負けを喫し、同校初となる春夏連続での甲子園出場を逃した。

 先発した最速146キロ右腕の吉岡暖(はる=3年)は、初戦からの全4試合を一人で投げ抜く力投を見せた。

 決勝では、三者凡退が3度のみと我慢の投球を強いられた。2―1の7回1死三塁では投手前への同点スクイズ、なおも2死一塁で左翼線へ勝ち越し二塁打を献上。タイブレークに突入した5―3の延長10回では、1死二、三塁から2安打を許してサヨナラ負けを喫した。

 「甲子園の土を持ち帰りたかったというのはありますけど、悔いはないです。やり切りました」

 プロ注目右腕として、球場では阪神などのNPBスカウトが視察。高校卒業の進路については「プロ志望です」と今秋にプロ志望届を提出する意向を明かした。

 プロ注目で「3番・中堅」で先発した福田修盛(しゅうせい=3年)は、2―3の8回2死無走者で右中間へ同点ソロを放つなど、2安打1打点と光った。

 高校通算20本塁打を誇る強打の左打ち外野手としてプロ注目の存在ながら、「社会人野球に進み、3年後のプロ入りを目指します」と言及した。

 ◇吉岡 暖(よしおか・はる)2006年(平18)8月28日生まれ、徳島県阿南市出身の17歳。小学1年から野球を始めて捕手。中学時代は阿南シティーホープに所属して3年時にエースとして全国大会優勝。阿南光では1年夏から背番号18でベンチ入りし、1年秋から背番号1。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル82、85キロ。右投げ右打ち。

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