阪神・岡留 “青柳直伝フォーク”で左打者封じ3人斬り!岡田監督「自信満々で投げている」

[ 2024年2月21日 05:15 ]

練習試合   阪神2―0韓国サムスン ( 2024年2月20日    宜野座 )

<練習試合 神・サ>8回に登板し、2三振を奪った岡留(撮影・須田 麻祐子)
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 2番手以降で6投手が1イニングずつ登板し、阪神は18日の広島戦に続く零封勝利。大卒3年目の岡留が岡田監督から「一番良かったな」と評価を得た。6番手で登場した8回に打者3人斬り。最速152キロまで上がった。

 「狙ったところにタイミングよく投げられた。やってきたことを出すということが一つ。結果も意識してやっていきたい」

 1人目をツーシームで空振り三振、2人目は新球フォークで二飛。最後は直球で空振り三振を奪った。昨年2月18日のDeNAとの練習試合では打者2人に2四死球を与え、1死も奪えずに10球で降板。1年前は「チームに悪影響及ぼす」とおかんむりだった岡田監督が目を細めた。

 「1年前のあの姿を見たらもう想像つかない。1年でこれだけ変わるっていうか、やっぱり凄い。もう自信満々で投げている」

 一番の収穫は全て左打者を封じたことだ。デビューして救援8試合で防御率1・29だった昨季は被打率が右打者・200、左打者・231。右横手投げ投手の宿命で、2年続けて自主トレで師事した同じ変則投法の青柳に助言を仰いでフォーク習得に着手した。

 地元沖縄で今春は実戦3試合を通じて計4回零封。同日登板だった加治屋や島本らが安閑としていられないほどの突き上げだ。昨季51試合登板で今春初実戦を最速150キロ&2奪三振で滑り出した加治屋も「高いレベルで争えるのはいいこと」と表情を引き締めた。

 岡田監督は「ブルペンは8人かなあ。9人もいらんからな。8人で(左右の内訳が)4、4なら結構キツイよ」と思いを巡らせ、「先発陣もそうやけど、中継ぎも大変やで。本当に絞るのは3月半ばくらいかな」とブルペン陣の競争激化を喜んだ。(山本 浩之)

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