元中日の李鐘範氏 息子・李政厚のいるジャイアンツでなくレンジャーズで指導者研修を開始

[ 2024年2月20日 11:25 ]

李政厚(左)のジャイアンツ入団会見で記念写真に収まる李鐘範氏(AP)
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 中日でプレーし、“韓国のイチロー”とも評された李鐘範(イ・ジョンボム)氏(53)がレンジャーズで指導者研修を受けることになったと20日、韓国メディアが報じた。

 韓国メディア「朝鮮日報」は「イ・ジョンフの父、イ・ジョンボムコーチが息子のチーム、ジャイアンツでなくレンジャーズで研修を開始」と題し、イ・ジョンボム氏がレンジャーズで指導者研修を受けていると紹介した。

 イ・ジョンボム氏の息子である李政厚(イ・ジョンフ)外野手は6年総額1億1300万ドル(約188億5000万円)でジャイアンツと契約。19日(日本時間20日)からキャンプが始まった。

 現在は「イ・ジョンフの父」として知られるようになったイ・ジョンボム氏がレンジャーズで研修を受けることに、同メディアは息子同様に「自分の新しい道を開拓する」とし、息子のイ・ジョンフが「もともと米国に来て研修を受けるのは予定されたことだった。今回のスプリングキャンプ期間中に研修を受けることを知っている」と語ったことも紹介した。

 イ・ジョンボム氏は韓国プロ野球で首位打者、盗塁王を獲得するなど「韓国のイチロー」と呼ばれ、98年に中日入団。99年のリーグ優勝に貢献するなど内外野で活躍し、01年のシーズン途中に韓国へ戻り12年に現役を引退した。

 引退後は指導者に転身。17年のアジアプロ野球チャンピオンシップでは韓国代表のコーチも務めた。2020年は中日でコーチ研修。その後、韓国のLGツインズでコーチを務め、昨季はLGの優勝に貢献した。

 ただ、昨季限りでLGを退団。イ・ジョンフや娘の夫、婿であるコ・ウソク(パドレス)がメジャー挑戦することから米国行きを決断。米国の野球を学びたい意思も示していた。

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