【オリ番リポート】選手の「神対応」が招くフィーバー 山岡「ずっと大事ですよ、ファンは」

[ 2024年2月20日 05:45 ]

詰めかけたファンにサインするオリックス・山岡
Photo By スポニチ

 第4クールが終了した18日時点で、オリックスのキャンプ地・清武総合運動公園には延べ18万7996人が来場した。特に11日には沖縄・宮古島から拠点を移して10年目で史上最多の2万9196人が来場。3連覇のチーム力、そして選手らの積極的なファンサービスも相まって、宮崎に“オリ・フィーバー”が巻き起こっている。

 ファンにとって何よりも魅力的なのが「距離の近さ」だろう。選手、首脳陣がシーズンに向けた練習をみっちりこなした後、可能な限り、サインや写真撮影に応じる姿が印象的だ。たとえば18日の中川は、なんと約1時間にもわたってサインを書き続けた。他にも杉本や森、宮城といった主力勢も連日、丁寧にファン対応する。町広報いわく「(球団が)やらせているのではなく、選手らが自主的にやっています」と言うのだから素晴らしい。

 練習後、30分おきに宿舎へ向けて出る帰りのチームバス搭乗を何度も見送り、1時間単位でのファンサービスが日課となっている山岡は言う。「(オリックスに)入った時から思いは変わらずなんで…ずっと大事ですよ、ファンは」。低迷期も知る8年目右腕。ずっと来てくれているファンになれば「割と顔も覚えている」そうだ。丁寧な対応に歓喜し、“また来よう”“また応援しよう”と思うオリ党も多いはずだ。

 17日にキャンプ激励に訪れた井上亮(まこと)オーナーも「やっぱりファンサービスですよ。ずいぶん積極的にやってくれているので、これはもう是非、継続してやってくれということは(選手に)言いました」と言葉に力をこめた。4連覇を狙うオリックスに今、新たな伝統が根付きつつある。(阪井 日向)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月20日のニュース