【木田画伯の球界絵日記】シニア時代の大先輩・宇梶さんの雄姿をエスコンでも見たい

[ 2024年2月10日 06:00 ]

木田画伯が描いた自身と俳優の宇梶剛士氏
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 日本ハムの木田優夫GM代行(55)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は俳優の宇梶剛士氏(61)について。中学校時代に在籍した東京の国立リトル・シニアの大先輩に当たる宇梶さんは、久しぶりに沖縄・名護の春季キャンプを訪ねてくれました。現役時代からお世話になった大先輩と再会し、思い出したのは水島新司氏の野球漫画「男どアホウ甲子園」の主人公・藤村甲子園の豪快な投球フォームでした。

 ファイターズの春季キャンプも第2クールが終了しました。

 今も全国的にコロナやインフルエンザで大変な思いをしてる人がたくさんいると思いますが、それでも今年のキャンプには、ここ数年に比べて多くの人たちに来ていただいていると思います。僕の知り合いも何年間かキャンプ訪問を自粛していて、今年久しぶりに来られた人もいます。そのうちの一人が俳優として活躍されている宇梶剛士さんです。実は、宇梶さんには年末年始に食事のお誘いを受けていたのですが、スケジュールが合わず実現できなかったので、先日お会いしたのが久しぶりの再会でした。

 宇梶さんは僕が中学時代に在籍していた国立リトル・シニアの大先輩です。当時、宇梶さんが何度か練習を見に来られて「漫画の“男どアホウ甲子園”の藤村甲子園のように豪快に投げろ」と教えていただいたのを覚えています。その後、宇梶さんが俳優として活躍されるようになった頃、僕もプロ野球に入り、1軍に上がれるようになったので、そこからまた後輩として可愛がっていただき、お世話になってきました。

 白老町にあるウポポイのPRアンバサダーを務められていて、その縁で一昨年には札幌ドームで始球式をしていただきました。その時は僕のユニホームを着て、僕がプレゼントしたグローブをはめて投げていただきました。国立リトル・シニア時代、剛腕投手として鳴らしたという大先輩は、本当に藤村甲子園に負けないような豪快なフォームだったと思います。次回はまた、エスコンフィールド北海道でその雄姿を見せてほしいと思っています。(日本ハムGM代行)

 ○…木田画伯が大きな影響を受けたのが水島新司氏の野球漫画だった。「男どアホウ甲子園」の剛腕投手・藤村甲子園は、後に「大甲子園」で現役引退してグラウンド整備員として登場する。現役引退の要因となったのが球界最速165キロを計測した1球。「その1球で故障して現役を終える。僕もそんな凄い1球を投げて現役を終わっていいと思っていたけど、投げられませんでした」。ちなみに現役時代の最速は156キロでした。

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