【ソフトB・城島SCインタビュー】今季は王イズム継承元年「20年後、30年後に残していかないと」
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王イズムを次世代に継承する。ソフトバンクの城島健司会長付特別アドバイザー(47)がスポニチのインタビューで、今季から務めるシニアコーディネーター(SC)としてのマニフェストを語った。球界復帰5年目。ホークスでの役割は年々重くなっている。テレビ番組も持つ釣りへの情熱でも知られる中で、気になる今後についても聞いた。(取材・構成=木下 大一)
――球界復帰5年目。かねて「王イズムの継承」を掲げてきたが、SC職となりさらに力を入れていく。
「僕にとって今年のシーズンはホークスが王さんの考え方を未来に残していく元年、動き出した年だと思ってます。20年後、30年後に王さんのやってきたことを残していかないといけない。王さんの影響を色濃く受けてた小久保さんが監督になり、考えが一致した状況です。そうじゃなかったらSCの仕事は受けてないかもしれない。僕がSCの話を受ける前に相談した時も、凄く協力的で賛成してくれました。今は一からルールを作っていっている状況ですね」
――野球もどんどん新しくなっていく中で、強いチームの根幹となってきた「古き良きこと」である王会長のイズムを残し、新しいものと融合させていく。
「コーチ、監督は10年後に変わっている。いいことをしているならフロントが管理しないといけない。走塁、打撃、守備、投手のルール。今年は1軍から4軍まで動きは統一します。攻撃でアウトになったり、守備でのミスがあり、例えばスポニチの解説者さんが仕事で『あのプレーは駄目ですね』と言うかもしれない。ただ、それがルールの中でのことだったら我々は問題視はしません。逆に好走塁で周りが褒めたとしてもルールを破っていれば注意する。時間にしても12時集合で柳田がちょうどに来ても何も言われないけど、新人選手では怒られるでは駄目なんですよ。なんなら主力には厳しいかもしれないですね」
――今キャンプでは毎日アーリーワークで周東、捕手一本で臨む谷川原を指導。周東には捕手目線で配球などのアドバイスも送っている。
「周東は自分をもっと評価していいと思います。バットスイング、あの脚。これは日本人の悪いところで『自分はたいしたことないですよ』とか言ったり(お土産を)『つまらないものですが』と渡したりしますけど。周東は『俺の脚は世界一だ』って自信を持っていい。それだけの脚なんですから。出塁させないために、どういう配球になるか。相手がどう自分を分析しているかを最大限に生かしてプレーしたらいいと思ってます」
――自身が捕手だったら脅威に感じる。
「そういうことを言われてこなかったのかもしれないが、僕は『9人のラインアップに入ってきたら相手捕手は嫌だよ』『君は引き立て役じゃなく、主役にならないと駄目だよ』という話をしてます。後ろを打つ近藤、柳田、山川の打点も増えるだろうし、相手バッテリーはストレートを投げる割合も増える。皆さん、打撃を教えてると勘違いしてるが、そういう話がメインで谷川原にも話している。そんなに急に打撃はうまくならないもん(笑い)」
――ヘッドコーディネーターの倉野投手コーチが日米融合で「世界一の環境の球団をつくれる」と話していた。孫オーナーの掲げる「目指せ世界一」のスローガンもある中でどう感じているか。
「我々が世界一の組織だということはまだないと思いますが、僕も(現役時代に)アメリカに行ったときに日本の教育の良さを改めて感じたところはありました。アメリカに行く時は憧れてましたけど、アメリカが上で日本が下だとは思わなくなりました。今も大谷君の活躍やWBCでの優勝だったりで、日本に来る外国人も日本の野球を認めてくれている。昔は打撃のタイトルに外国人選手が絡むことが当たり前の時代だったのに、日本人凄いなと思いますしね」
――特に打者は苦戦している。
「そうですよ! 外国人がホームラン打たないとかメディアの皆さん書いてましたけど、ホークスだけじゃないんですよ。当たってないのは。今はアメリカで芽が出なかった選手が日本の野球を覚えて、メジャーと大金で契約してという例も出てきている。(日本の球団がMLBから一目置かれる組織に)なっていってるんじゃないでしょうかね」
――RKB毎日放送制作の冠番組「城島健司のJ的な釣りテレビ」は放送500回を突破。
「お、知ってますねぇ」
――一方で当初よりホークスに割く時間は確実に増えている。釣りファンには少し寂しいかもしれないが、より軸足を球界に置くなど現場復帰も含めた可能性は。
「最初にも言いましたけど、僕は王さんの野球を20年後、30年後に残すことに魅力を感じていて。決して選手を指導したり、現場のトップに立つことを望んでるわけではないので。小久保さんが監督の間に、自分が今の立場にいることが未来に残す上で近道だと思ってます。確かに去年より今年のほうが拘束時間は長くなりましたよ。でも、釣り番組は釣り番組でちゃんとやっていくというスタイルは…変わらないかな(笑い)」
◇城島 健司(じょうじま・けんじ)1976年(昭51)6月8日生まれ、長崎県出身の47歳。別府大付(現明豊)を経て94年ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)入り。チームを3度のリーグ優勝、2度の日本一に導く。05年オフにFAでマリナーズ移籍。4年間で462試合、48本塁打、198打点だった。09年オフに阪神で日本球界復帰。12年に現役引退。NPBでは1323試合で打率.296、244本塁打、808打点。ゴールデングラブ賞8度。右投げ右打ち。
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