【松井裕と一問一答】日米通算250Sあと14 200勝目前の田中、ダルと「同年に通過できれば」
楽天から海外FA権を行使し、日本人救援投手史上最高額となる5年総額2800万ドル(約39億8000万円)の契約でパドレスに加入した松井裕樹投手(28)が10日、オンラインで入団会見を行った。以下、一問一答全文。
――パドレスへの入団経緯、プロセスについて。
「ファーストオファーを頂いたのがパドレス。熱意を感じた。あと自分がMLBのキャリアを積んでいく中で、一番フィットしていて力を発揮しやすいのかと考えて選びました」
――楽天では9回を任される形だった。パドレスではどういう役割になるか、なっていきたいか。
「試合終盤でのリリーフということになると思いますけど。まだ僕自身、アメリカで1球も投げていないので、いきなり一番後ろ(抑え)とは僕も思っていない。まずしっかりいろいろな場所にアジャストして、しっかりと打ち取っていけるというところを見せて、信頼を勝ち取る中で自分の立場を構築できればと思います」
――新しい環境、慣れていく作業はどのようにしていくか。
「アメリカに行っているいろいろな先輩に話をさせてもらった時に、ある先輩は“日本でやっている形は捨てる”ではないですけど、“こだわりすぎないように。ここはアメリカだぞと理解して“と。アメリカでの自分をつくりながらやっていければいいかなというふうにも思っているので。ある程度、探りながらというか、本当に環境も全然違うので、自分でまず体験して今までの自分を生かしながら、アジャストしていければと思います」
――パドレスを移籍先に選ぶにあたって、ダルビッシュの存在は。
「僕の中ではかなり大きな存在で、入団に決め手となった一つの大きな要因となった方です。WBCの1カ月間、一緒に過ごさせてもらって、プロ野球選手だけででもそうですけど、人生の先輩として本当に尊敬できるかた。こんな大人になっていきたいな、こんな野球選手になっていきたいなという目指すべき人だなと思った。その方の近くでできる、一緒に生活できるのは僕にとって大きなプラスになると思ったので、パドレスに大きく気持ちが傾いていく要因の一つになりました」
――10年間、日本でプレーしてアメリカにやって来る。海外FA権を取得する前にポスティングシステムでメジャー移籍しようと思ったことはあったか。
「けっこうこれはセンシティブな球団の問題もある。そういう話をさせていただいたこともあったのですが、是非(海外)FAまで(楽天に)いてほしいということと、素晴らしい契約を頂いていて、FAになった時に契約が切れるようになっていた。球団の意向と自分の意向をミックスさせて素晴らしい契約になっていた。本当は2020年に登録日数が足りていれば、2022年の契約を切って、アメリカに行くこともできるようになっていた。球団と僕自身双方にメリットがある契約になっていたので、そういう契約を結ばせてもらって、FAを取れたタイミングでいうこととなっていました」
――メジャーに早く移籍したいという気持ちがあった中で、10年間待つというのは大変だったか。
「19年のオフに最初(球団と話を)させてもらったんですけど、その中でやる(プレーする)場所が違っても、自身の体力、技術の向上はどこにいてもやることは変わらない。時が来るまで、しっかりレベルを上げて、(メジャー球団から)欲しいと思ってもらう状況に(レベルを)上げていかないとといけない。やることはたくさんありましたし、まだまだやることが沢山ありますけど、待っていたというよりは、やることをやってきたという感覚で過ごしていました」
――パドレスを移籍先に選ぶにあたってダルビッシュから助言は。
「まず素晴らしい町ですし“気候も安定していてサンディエゴは素晴らしい所だよ”というふうにおっしゃっていたのと、多くの熱いパドレスファンの方が毎日、球場を埋めてくれるので、モチベーションを高く、素晴らしい球場でプレーできるよというふうに言っていただきました。メッセージをやり取りする中でも一緒にやれたらという話ももらいましたし、パドレスに決めた際にご連絡させてもらったんですけど、ダルビッシュさんの方からも“一緒にできることにやってうれしい”と言って頂いたので、僕自身もうれしく思います」
――A・JプレラーGMが交渉中に日本語で話すことはあったか。ブルペンでの役割の話はあったか。
「FAになってから日本の方で最初会ったんですけど、その時に日本語で自己紹介をして下さいました。役割としては“いい場面でゲームの終盤に投げてくれることを期待している”という。現時点ではそんな感じ」
――“いい場面”で同地区のドジャース・大谷との対戦も多くなる。
「翔平さんとの対戦ですか?日本でも意外と対戦が少なくて、本当にTVのニュースくらいでしか見ていないので、まずデータの方を見て、対策をとっていかないといけないです。もちろん世界最高の左バッターの内の1人だと思うので。僕が左投げということで同地区でもありますし、多く対戦すると思うので、チームの勝利ために、抑えられるように全力を尽くしたいなと思います」
――WBCでダルビッシュ、大谷、山本と戦い、勝ったことを振り返り。
「世界一の素晴らしいチームの一員になれたことを嬉しく思いますし。その中で僕自身は悔しい結果に終わっているので、野球人生の大きなモチベーション、エネルギーになっているので。アメリカというところで大きなエネルギーを爆発させて、今年また新しいチームで、そういったメンバーと争えるように頑張りたいなと思います」
――ドジャースが大谷、山本を獲得。今、“日本中がドジャース”という雰囲気感じるか。
「地区何連覇でしったけ?10連覇(過去11年で10度の地区制覇)くらいしているんですよね。当然、倒さなければならない相手だと思うので、何とかその牙城を崩せるようにやらなければいけないと思いますし。今、日本がドジャースの雰囲気になっているかですか?それはなっているんじゃないですか、やっぱり。ははは、分からないですけど。ごめんなさい」
――滑りやすいメジャー球への対応。
「昨年、メカニックの部分でずれている部分があったので。そこを修正して、抜けるボールが多かったので、修正しているところです」
――MLB球の感覚は全く違うか。
「ボールの感覚は違いますけど、言い訳はできないですし、アジャストしていかないといけないと思っているので」
――日本とアメリカでキャンプの練習やスケジュールが全く違うが対策は。
「休みがなかったりとか、チーム練習がたぶんあまりないので、その辺はダルビッシュさんとテキスト(携帯電話のショートメール)をやり取りさせてもらったりとか。過ごし方についてはまだ時間もありますし、僕は試合に早く投げたいタイプ。日本にいる時も、2月の早めのほうから投げられる準備をしているので。そこの時期に関しては問題ないと思っています」
――ドジャースと対戦する3月20、21日の韓国・ソウルでの開幕シリーズに向けて。
「巨大戦力のライバルチームになるので、世界で一番早い開幕となると思うので、たくさんの方に注目されるでしょうし、その中でドジャースに勝って勢いつけばいいと思う。その中で自分の最初の登板があれば、良い形で最初の登板を終えられるようにしっかり準備をして臨みたいなと思います」
――パドレスと契約後に同地区のドジャース・大谷、山本とのやり取りは。
「(大谷)翔平さんと少しメッセージをして“契約おめでとう”という風に言っていたいで。“同地区だけどよろしくね”と言われました」
――投球間隔が短い「ピッチクロック」の対策。
「昨シーズンが終わってから、キャッチボールでは捕ってから早く投げることをやっていますし。ブルペンの時は間隔を計ってやっています。タイムキーパーしている人のさじ加減になると思いますけど。サイン交換はまだ練習できていない。(捕手から)ボールをもらえる前にたぶんサインを決められるという話しをきいたので、球種選択で時間を短縮できると思うので、そこは実戦に入ってキャンプくらいから実際に球種決めるていで練習して、準備できればいいなと思っています」
――アメリカでの生活、英語、食事への対策。
「英語は聞いて、頑張ります。昨年はうち(楽天)に英語圏の選手がいなかったのでなかなか話す機会がなかったたんですけど。契約の際に1週間くらいアメリカいたら、少し聞き取れるようになったので、アウトプットの方を頑張りたいですね。食事の方はホームは問題ないけど、ビジターの部分がちょっと不安はある。(元ヤンキースで楽天で同僚の)田中(将大)さんから最後の方は慣れたと聞いたので、素晴らしいビジターのご飯も用意してもらえると思うので、まずは自分で見て慣れたらと思います」
――ダルビッシュからのメッセージで最も響いたものは。
「この契約に際してではないですけど、WBCの時にみんなに言っていたことで、(野球を)やっているときは野球に集中しているんですけど、いろいろなところで野球を含めて人生の一部というか。野球が上手くいかないから、(メンタル面を)マイナスに持っていくとかではなくて、駄目な時は美味しいものをたべて、楽しいことをして、また頑張ろうよという素晴らしいメンタリティーを感じたというか、そういった部分が一番印象に残りました。(代表合宿で)集まった時も“戦争に行くわけじゃないし気負いすぎ”という発言をしていた思うんですけど。オンとオフも切り替えていますし、その中で突き詰めている印象があります」
――パドレスへの移籍を決めるにあたって、杏奈夫人とはどのような話を。
「どこに行ってもいいということを言われていたんですけど、その中で気候も良くて、子どもたちも過ごしやすいので、サンディエゴで良かったと言ってくれましたし。パドレスはユニホームがかっこいいので嬉しいと言っていました」
――通訳に関しては。
「今、球団とミーティングして聞いています」
――クローザーについてこだわりは。現在、通算236セーブ。節目の日米通算250セーブ、300セーブも近づいている。
「もちろんそんな簡単なことではないと分かっているんですけど、その中で自分の力を見せた上で、ポジションを勝ち取るつもりでもちろんいますし、どこでチームにフィットするか分からないですけど、日米合算の数字を言われた時にできるだけ早く通過していきたいと思っています。尊敬する2人の大先輩(ダルビッシュ、田中)もおそらく来年数字(通算200勝)を超えると思うので、もし同年に通過することができれば素晴らしい年になると思います」
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