巨人・門脇2年目のテーマは「響」遊撃全試合出場で「人の心に響くようなプレーをしたい」

[ 2024年1月4日 05:30 ]

2年目のテーマを 「響」としたためた門脇(撮影・西川祐介)
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 巨人・門脇誠内野手(22)が3日、母校の創価大で行われた合同練習に参加し、2年目の今季のテーマを漢字一文字で「響」に決めた。目標を改めて、遊撃のレギュラーとして全試合出場に設定。遊撃で全試合スタメンとなれば、チームでは10年の坂本以来14年ぶりの偉業だ。人の心に響くプレーを貫き、4年ぶりのリーグ優勝に貢献する。

 慣れ親しんだグラウンドで、決意を新たにした。門脇はヤクルト・小川ら創価大の先輩たちとの合同練習を終えると、今季のテーマを漢字一文字で「響」とした。

 「人の心に響くようなプレーをしたい。自分も人の支えが心に響いたので」

 昨年末に地元・奈良へ帰省。その際、反響の大きさに驚くと同時に、いろいろな人たちに支えられていたことを実感した。元日に「響」とともに今季を歩むことを決めた。

 「一番は試合に出続けるのが目標。数字は後から付いてくると思いながらやる。阪神が強いので、優勝できるよう全試合に出たい」

 遊撃での全試合スタメン出場なら、チームでは10年の坂本以来。昨年は遊撃でのスタメンが44試合だったことから、従来より体のケアを徹底する必要がある。オフの契約更改では2260万円増を勝ち取っており、約30万円の下半身の高級マッサージ機を購入すると明かしていた。足に振動を響かせることで、万全の準備を施す構え。ポジショニングも「球場によって守り方を変えたりとか」と工夫を凝らし、ゴールデングラブ賞も見据えた。

 「深」をテーマにした昨年は、11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパン入り。決勝戦でのサヨナラ打など連覇に貢献した。今年11月にはプレミア12が開催されるが「いまは全試合出るというところしか考えていない。全試合出た結果、選ばれたらなと思います」と、まずはシーズンに集中する。

 遊撃で全試合に出て、20年以来のリーグ優勝へ。目標をクリアできれば、2年目の若武者がチームに与える影響力は計り知れない。(川島 毅洋)

 ≪遊撃全試合フルイニングは坂本のみ≫2リーグ制後の巨人でシーズン全試合に遊撃でスタメン出場したのは、52年平井正明、81年河埜和正、03年二岡智宏、10年坂本勇人の4人だけ。そのうち、遊撃を全試合フルイニング守ったのは坂本しかいない。

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