巨人・阿部監督 弾丸OB訪問!レジェンドに決意表明「強い巨人、愛される巨人軍を」

[ 2023年11月13日 05:30 ]

<巨人OB・ジャイアンツ女子>草薙球場を訪れた阿部監督(右)はOBの宮本女子監督にあいさつする (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 巨人・阿部監督の気持ちが、OBたちの心を動かした。静岡市の草薙球場で行われた、巨人レジェンドOBとジャイアンツ女子チームによるチャリティーマッチ。前夜にキャンプ地の宮崎から帰京した阿部監督は、試合前に球場入りした。一塁ベンチ裏では、前監督の原辰徳氏らそうそうたるOBたちに、改めて決意表明をした。

 「来年ジャイアンツは90周年です。OBの方々の素晴らしい伝統をしっかり継承して、強い巨人、愛される巨人軍、そしてOBの方々にも気にかけていただけるようなチームづくりをしていきます」

 わずか約1時間の滞在。「皆さんに頑張ってねと言っていただいた」とあいさつを済ませると、試合には出場せず、その足で再び宮崎へとんぼ返りした。

 原氏からは、宮崎のなじみの店にストックしてあるワインの話題となったといい「来年もし俺が行った時に、少しは残しておいて。あとは全部、お前さんにあげる」と粋なプレゼントが用意された。弾丸あいさつに、中畑清OB会長は「うれしかったね。監督がわざわざ宮崎から来てくれたというだけでもさ、“よし、来年頑張れよ。阿部監督、応援するぜ!”っていう気持ちになって凄い盛り上がった。大拍手だった」と感激しきりだった。

 阿部監督は就任直後から、若手投手には「困ったらど真ん中」と指令し、初陣となった10日の練習試合は侍ジャパンの強力打線を4投手が零封した。江川卓氏は「逃げの投球をしない、というものを中心にやられていると思う。阪神が四球を選ぶ野球をしているので、対抗するには一番いい形」と支持した。

 「ジャイアンツの伝統を理解しつつ、新しいものを取り入れていかなくちゃいけない」と阿部監督。90年紡がれたOBたちのレガシーは、他球団にはない大きな財産だ。時に知恵を借り、経験を頼り、そしてみんなの思いも胸に、チームの再建を担う。(川島 毅洋)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月13日のニュース