エンゼルス どうなる大谷との再契約「二刀流サポート」が最大の誠意だが…

[ 2023年11月9日 03:00 ]

エンゼルスの大谷
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 【MLB担当・柳原直之記者の解説】エンゼルスは大谷との再契約を今オフの最優先事項に掲げる。ミナシアンGMは「我々にはプランがある」と語ったが、考えられるプランは多くはない。

 今夏のトレードで複数の若手有望株を放出。その後チームが失速すると獲得した右腕ジオリトら主力も総年俸抑制を目的に放出したため、2、3年先のプレーオフ(PO)争いも厳しいのが現状。直近のPO争いを目標とした補強プランなどを大谷側に提示できるとは思えない。契約金額は大谷側の最優先事項ではなく、これまで通り「二刀流サポート」が最大の誠意となる。

 エ軍は複数の有望株を交換で獲得できたであろう大谷のトレード話を昨年、今年も拒否。FA移籍はエ軍にとって「見返り」がほぼなく、再契約の勝算がなければここまでの判断は理にかなわない。

 関係者によれば大谷は早めに来季契約先を決めて野球に集中したい意向をネズ・バレロ代理人に伝えているという。早ければ今月中、遅くても移籍市場が本格化する12月4日(日本時間5日)開幕のウインターミーティングまでに決着する可能性が高いとみている。

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