松井秀喜氏 新生・阿部ジャイアンツにエール「指導者の適性をその時から何となく感じていました」

[ 2023年10月30日 05:05 ]

ニューヨーク郊外で野球教室を開催した松井秀喜氏(撮影・杉浦大介通信員)
Photo By スポニチ

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)が29日(日本時間30日)、米ニューヨークの郊外で恒例の野球教室を行った。

 主に日本人、日系人の小学4~6年生、約35名の少年少女を熱心に指導し、打撃投手も務めた。残念ながら悪天候で室内の開催になり、打撃デモンストレーションでの豪快な柵越えはなかったが、ティー打撃で参加者を沸かせる場面も。さらにサイン会、写真撮影などで楽しい時間を過ごした。終了後の囲み取材では、巨人の阿部新監督、2028年のロス五輪での野球開催などに関して熱い思いも語った。野球教室後の松井氏との一問一答は以下の通り。

 ――野球教室を続けるモチベーション、やりがいは。
 「自分が楽しいからやっているっていうただそれだけですね。子供と触れ合って楽しい。子供のためっていうよりは半分以上、自分のためにやっている。運動不足解消にもなりますしね。あとまだ自分がホームラン打てるっていう確認にもできますし。でも次の日、(身体は)バリバリですけど」

 ――子供から刺激をもらう部分は。
 「刺激というよりも、楽しんでくれたら自分も嬉しいなって。今日も何人かのお子さんが言ってくれましたけど、「楽しかったです!」と言ってくれると、やってよかったなって思う、それだけです」

 ――来月の頭には日本でも野球教室開催する。
 「日本でやるのは、それはそれで楽しみです。アメリカと日本でやると、お子さんの気質の違いも感じやすいのかなと思います。今回はどちらも日本人なので、そこまで違わないかもしれないですけど、そういう意味では、触れ合っていて違いがあったら面白いですよね」

 ――来季、阿部監督に率いられた巨人はどんなチームになると思うか。
 「わかんないですよ、それは(笑)。それは慎之助が考えているでしょうからね。ジャイアンツで指導者として何年かやってきている訳ですから、彼なりのアイデアなり、構想を持っているでしょうから、その通りになることを願っているだけです。一OBとして、それを応援するだけです。彼と一緒にプレーした人間としてはもちろん特別応援したいとは思いますね」

 ――どんな監督になると思うか。
 「わかりません(笑)。私が一緒にいたのは20年以上前ですからね。それ以降、彼はジャイアンツの大黒柱としてずっと選手としてもやってきましたからね。彼の中でやりたいものはあるでしょう。どういう監督になるかはわからないですけど、ただ応援しているだけです」

 ――阿部監督が監督になって生きると思われる長所は。一緒にプレーしていた頃を振り返ってそういう面を感じたか。
 「感じましたね。彼のなんとなく周りを全体的にまとめる力っていうか。僕がいた時はまだ一番下っぱですけど、でも、先輩にも遠慮することなく何でも言うことができる人間だと思いますし、キャッチャーというポジションで全体を見る目もあったと思います。そういう意味では指導者としての適性みたいなものをその時から何となく感じていました。当時はそこまで見ていなかったけれど、今振り返ればそう思います」

 ――いい監督の共通点は何だと思うか。
 「一番はもちろん、チームを勝たせること。やっぱりビジョンがある程度はっきりしていること、それをやり遂げる力とか、熱さとか。あとは選手にそれを浸透させようとする、そういう熱もあります。それがあるから結果が必ずいいとは限らないですけど、個人的にはそう感じますね、監督という意味ではね」

 ――阿部監督就任後、本人からのメッセージは。
 「メッセージありましたよ、ちゃんと。律儀な後輩なんで。僕と違って律儀なんで」

 ――来年の宮崎キャンプにもしかしたら来て欲しいという話があるのでは。
 「2月ですか。寒いんですよ。ニューヨークはもっと寒いですけどね。いや、でもそういう話はまったく出てないですよ。今の現時点では出てないです」

 ――2028年、ロス五輪で野球開催が決まったことへの喜びは。
 「野球人はみんな嬉しいんじゃないですか。やっぱりオリンピックに野球があるっていうのはね、世界的な大きな大会で排除されるっていうのは野球人として寂しいですよね。メジャーがどこまで本気でやるかそれはわからないんですけど。シーズンは中断しないとコミッショナーは言ってましたから、だからどのぐらいの選手が出れるかっていうのはわからないですけど、でもその野球の競技があるだけでも、野球にとってはそれはもう大変意義があることじゃないですか」

 ――日本人として大谷のMVP受賞への期待感はあるか。
 「一日本人ファンとしてはそう見ています。まあそうなるんじゃないですかって、勝手に予想していますけどね(笑)」(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

続きを表示

この記事のフォト

「松井秀喜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2023年10月30日のニュース