阪神・岡田 CSファイナルS「普通にやるだけやんか」広島左打者対策でベンチ入り救援陣8人中5人は左腕

[ 2023年10月16日 05:15 ]

フェニックス・リーグ   阪神4ー2日本ハム ( 2023年10月15日    SOKKENスタジアム )

球場入りする阪神・岡田監督(撮影・須田 麻祐子)
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 18日から始まるCSファイナルSの相手が広島に決まった。しかし、相手がどこであろうと、阪神・岡田監督の自信は揺らがない。優勝チームの総大将らしく、どんと構えた。

 「そんなん普通にやるだけやんか。別に変わったことやる必要ないし。1年間やって、みんなもう分かってることやから」

 CS出場のセ3球団の監督らが出席した13日の会見では、新井監督から「岡田監督にもう一度会えるように頑張ります」と宣言された。それが実現したものの、「まあええんちゃう。別に。俺は別に何もないやんか」と我関せず。タテジマのユニホームを着た第1次政権の08年に、監督、選手としてともに戦った相手との激突にも、無関心を貫いた。

 前日14日と同様に、自軍の戦いを球場で見ながら、タブレット端末などでファーストSをリアルタイムで観戦した。広島の走者の仕掛けるタイミング、継投のパターンなどを改めてその目に焼き付けた。そして相手が決まったことで、救援陣の陣容がほぼ固まった。

 「最初から決まってるやんか。広島にはこう、横浜にはこうって。初めてやるんちゃうんやから」

 西川、秋山、小園、野間、代打の松山ら左の好打者が多い鯉打線を封じるために、ベンチ入りさせる抑え&中継ぎ8人のうち、5人をサウスポーにする方向。守護神・岩崎をはじめ、岩貞、島本、桐敷、及川が、窮地を救い、勝利へ導く役目を担うことになりそうだ。

 「(ファーストSを)広島でやるんやったら、広島が勝つと思ってたよ。横浜なら横浜が勝つと思っていたけど。ただそれだけよ」

 ホーム有利を訴えた発言を裏返せば、甲子園での戦いには絶対的な自信があるということ。優勝によるアドバンテージ1勝もある。知将に導かれる猛虎の優位性も揺るぎない。(倉世古 洋平)

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