オリ胴上げ投手の山崎颯一郎 歓喜のグラブ投げも「上げすぎた」と反省!? 「まだ伸びます」と進化誓う

[ 2023年9月20日 22:47 ]

パ・リーグ   オリックス6-2ロッテ ( 2023年9月20日    京セラD )

<オ・ロ>最後を締め、グラブを高々と投げる山崎颯(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 マジック2としていたオリックスは20日、2位のロッテを6―2で下し3年連続15度目(阪急時代の10度を含む)の優勝が決定。球団では75~78年の4連覇以来、パ・リーグでは90~94年に5連覇した西武以来の3連覇となった。7年目の山崎颯一郎投手(25)は4点リードの9回に4番手で登板、荻野に安打を打たれたが無失点で抑えて胴上げ投手となった。

 9回2死一塁、この日2打点の3番・ブロッソーを迎え、1ボール2ストライクから最後はフォークで空振り三振。グラブを高々と放り投げて捕手の森と抱き合って喜んだ。「気持ちよかった。グラブ上げすぎたです。一回心配になって見ていましたけど。グラブを上げようとは思っていましたけど」と最後の場面を振り返った山崎颯。

 「みんながつないでつないで点を取った形だったので、何とか抑えて勝つという気持ちで」マウンドに上がったといいい、最後の空振り三振については「狙っていた部分もありましたけど、気持ちよかったですね」と話した。

 日米通算247セーブの守護神・平野はこの日ベンチ外。9回は「予定ではなかったが、展開的にいく準備はしていた」そうで、「絶対に決めてやるという気持ちでした。ここまできたら投げたいという気持ちはありました」と強い気持ちでマウンドに上がったことを明かした。

 シーズン前にはWBCで1次ラウンド後に追加招集されたが登板機会のないまま大会を終えた。その悔しさを問われると「悔しかったのは悔しかったですけど、いい経験をさせてもらったので、その経験を生かせるシーズンにしたいなと思っていました」。

 19年には右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、育成契約からはい上がってきた。「いろいろして、時間もかかったりしましたけど、それも経験というか、遠回りではなかったと思いますね。あったからこそとも思いますし、そこから成長したので、精神面も体もスピードも変わりました」とここまでの道のりを振り返り、「まだまだです。まだ伸びます」とさらなる進化を誓っていた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月20日のニュース