広島・新井監督 今季2度目の5連敗も「目の前の一戦一戦を戦っていくという気持ちをスゴく感じる」

[ 2023年9月12日 21:31 ]

セ・リーグ   ヤクルト2―1広島 ( 2023年9月12日    神宮 )

<ヤ・広>2回、ソロを放った坂倉を出迎える新井監督(撮影・西尾 大助)
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 広島は12日のヤクルト戦で5試合連続1得点に終わり、今季2度目の5連敗に沈んだ。堂林翔太内野手(32)が14年目で初の4番に座って2安打。高卒2年目の田村俊介外野手(20)が7月以来の昇格でプロ初先発して初安打を記録する奮戦は実らず、1―2で競り負けた。3位・DeNAも敗れたことで3ゲーム差のまま。新井貴浩監督(46)の会見は次の通り。

 ――坂倉のソロでいい形で先制したが。
 「そうだね。各打者しっかり捉えていた打球も多かったし、あともう一押しというところだったかな」

 ――堂林の4番は状態を考えて。
 「今日の選手の状態と相手投手との兼ね合い、あと打線のつながりを考えたときに、今日は彼の4番がベストだと思って入ってもらった」

 ――田村がプロ初スタメンで初安打。
 「本人もうれしいと思うし、1打席目から雰囲気はあったよね。いい雰囲気があった」

 ――玉村は4回2失点で今季初黒星。
 「どこが悪かったかしっかり反省して、また次の登板機会に備えてもらいたいと思う。逆に4回でヒット8本で四死球2つ、考え方によっては、それで2点に抑えている。またしっかり自分でいろいろ考えて反省して、次にいかしてほしい」

 ――投手陣が踏ん張っている中で打線が5試合連続1得点。
 「そこはどうしたらつながっていくのか、采配、そして起用を私がしっかり考えたい」

 ――CSで使える選手を見極める時期でもあると思う。田村のように抜てきする選手には結果を求めるのか。
 「いつも言っているように、結果だけは見てない。どういう反応するのか、ピッチャーだったら、どういう姿で投げているかとか。内容も加味しながら見ていきたいと思う。もちろん結果も大切だけど、そこプラス内容も見ていきたい」

 ――久しぶりに見た田村の内容は。
 「良かった。内容も良かった。1打席目は追い込まれてファーストゴロかな。あれも、そこに行くまでの見送り方だったり、投球に対する反応の仕方もいいなと思った。彼が1軍にいたのは、だいぶん前になるけど、最後に見た彼と久しぶりに上がってきた彼。映像ではチェックしていたけど、生で見た目というのは(違う)。やっぱり生で見ないと分からないところもたくさんある。いい雰囲気を持って、いい反応をして、いい入りをしていたと思う。

 ――阪神3連戦を終え、気が抜けても不思議ではない。残り試合の位置付けをどの考えるのか。
 「抜けて…とは、選手を見ても、ベンチにいても選手からはまったく感じられない。目の前の一戦一戦を戦っていくという気持ちをスゴく感じる。気持ちが抜けているとはまったく感じない。やっぱり残りの試合は大切に一戦一戦、戦っていきたい。また、今日の田村もしかり、若い選手もチャンスがあると思うので、そこどんどん経験して、成長していってもらいたい」

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