勇退の日本ウェルネス長野・中原監督「野球が好きで。幸せな人生でした」78歳万感のラスト采配

[ 2023年7月25日 12:39 ]

第105回全国高校野球選手権長野大会準決勝   日本ウェルネス長野0―3上田西 ( 2023年7月25日    長野オリンピックスタジアム )

91年松商学園で主将を務めた辻さん(左)と中原監督
Photo By スポニチ

 日本ウェルネス長野が上田西に0―3で敗れ、今夏限りで勇退する中原英孝監督(78)は最後の采配となった。松商学園、長野日大を率いて甲子園に春夏計11回出場し、通算14勝を挙げた名将は「きょうは勝ちたかった。小さい体で選手もやって、甲子園に出て、大学でもやらしてもらって。母校、違う学校でも監督やらしてもらって。野球が好きで。幸せな人生でした」。晴れやかな表情でラストゲームを振り返った。

 創部8年目で初の準決勝進出。春の県大会優勝の第1シード相手に接戦を演じたが、上田西の左腕・服部朔矢(3年)の前に打線が3安打に封じられた。「相手投手に手も足も出ず、完敗です。5回までに1点でも先行していれば面白い展開になったかもしれない。力の差がありました」と語った。

 選手時代は松商学園、明大でプレー。母校では計22年監督を務め、エースで4番の上田佳範(現中日2軍コーチ)らを擁した91年に選抜準優勝、夏8強に導いた。長野日大でも08年選抜8強、09年夏16強入り。16年の創部から指揮する日本ウェルネス長野では17年秋に県大会優勝を飾った。

 今年3月、今夏限りで退任することを部員に伝えた。ナインも監督の花道を飾ろうと強い決意で最後の夏に臨み、3回戦の赤穂戦は9回2死走者なしから劇的な逆転サヨナラで勢いに乗った。昭和、平成、令和の3元号での聖地には届かなかったが、中原監督は「選手はよくりましたよ。力以上にやってくれた。県下一の成長率です」と最後の教え子たちをねぎらった。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2023年7月25日のニュース