青学大が18年ぶり5度目の優勝 プロ注目・常広は7安打完封「ずっと日本一の代だと言えるのでうれしい」

[ 2023年6月11日 15:42 ]

第72回全日本大学野球選手権最終日・決勝   青学大4―0明大 ( 2023年6月11日    神宮 )

<青学大・明大>優勝し歓喜の常広(手前)ら青学大ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 青学大が完封で明大を下し、18年ぶり5度目の優勝をつかんだ。東都リーグを06年春以来、17年ぶりに制した勢いそのままに日本一まで駆け上がった。

 青学大は初回1死一、二塁から4番・西川史礁外野手(3年=龍谷大平安)の先制二塁打などで2点先取。投げては今秋ドラフト1位候補のエース右腕・常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)が150キロ台の力強い直球を軸に7安打完封した。27個目のアウトを投ゴロで抑え、マウンド上でもみくちゃにされた常広は「想像もしていなかったことなのでとれもうれしいです」と喜びを爆発させた。

 7回以降は毎回走者を背負ったが気迫の投球で無失点。決勝という大舞台での完封を「アウトコースのストレートをしっかり投げられたので良かったです」といつものように淡々と振り返った。
 今大会は2試合に先発し2勝、防御率0・00と圧巻の成績で最高殊勲選手賞と最優秀投手賞にも選ばれた。

 20年秋に2部リーグで8季ぶり16度目の優勝を果たし、14年秋以来の1部復帰を果たした青学大。18年ぶりの日本一は黄金時代到来をも予感させ、常広は「今後、ずっと日本一の代だと言えるのでうれしいです」と照れ笑いした。
(村井 樹)

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