JR九州が必勝祈願 中野監督「全員がケガなく戦え、日本一が勝ち取れるように祈った」

[ 2023年1月26日 11:56 ]

中野滋樹新監督(右から3人目)が率いる社会人野球のJR九州が福岡・筥崎宮で必勝祈願
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 今季から中野滋樹新監督(42)が指揮を執る社会人野球、JR九州が1月26日、福岡市の筥崎宮で必勝祈願を行った。2021年まで6年間コーチを務め、1月1日付けで就任した中野監督は「シーズンを前に身が引き締まる思いがした。全員がケガなく戦え、日本一が勝ち取れるように祈った」と表情を引き締めた。

 都市対抗で優勝(1936年)を含む出場18回、日本選手権は出場16回で2009年に優勝するなど輝かしい実績を誇るJR九州だがここ数年は2大全国大会で苦戦が続く。09年の日本一で主力だった中野監督は「出るだけではなく勝ち進むことが期待されている。投手力、打力すべての面で、意識も技術もレベルアップしていきたい」と2大大会での飛躍を自ら課している。

 今季のチームスローガンは「上下(しょうか)一心」。地位が上の者も、下につく者も全員が心を一つにすれば困難も乗り越えられるという意味が込められる。中野監督は「全員野球はチームの伝統でもあるし、我々は束になって戦わないと全国の強豪相手に勝てない」と決意。新キャプテンに就任した山田遼平外野手(26)は「練習や試合はもちろん生活も含めて考え方を変えていきたい」と意識改革も含めたチーム強化を誓った。

 JR九州は2月1日から合宿に入り、シーズン初戦は4月のJABA四国大会となる。

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2023年1月26日のニュース