ヤクルト初黒星 日本シリーズで30年ぶり0―1敗戦 石川5回1失点も最年長黒星を72年ぶり更新

[ 2022年10月26日 22:03 ]

SMBC日本シリーズ2022第4戦   ヤクルト0―1オリックス ( 2022年10月26日    京セラD )

<オ・ヤ>初回、チャンスで村上(左から2人目)が凡退しヤクルトベンチガックリの(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」は26日、京セラドームで第4戦が行われ、セ・リーグ覇者のヤクルトが敵地で初黒星。通算成績はヤクルトの2勝1敗1分けとなった。ヤクルトが日本シリーズで0―1の敗戦を喫するのは西武と対戦した1992年第4戦(西武)以来30年ぶり2度目。

 レギュラーシーズンで6勝した21年目左腕・石川雅規投手(42)が5四死球と制球に苦しみながらも5回2安打1失点と粘投。だが、自慢の打線が沈黙し、残塁の山を築いた。

 初回、無死一、二塁の先制機には山田、村上、オスナのクリーンアップトリオがそろって凡退。2回の1死一塁では中村、4回の無死一塁では青木がそれぞれ併殺打に倒れ、1死から塩見が三塁打を放った5回も山崎、山田が連続三振に封じられた。2四球をもらった6回の1死一、三塁もサンタナ、中村が連続三振と振るわなかった。

 7回、8回はともに3者凡退。1点を追う9回には先頭の丸山和が左翼線二塁打を放って同点機を築いたが、サンタナ、代打・宮本が連続三振。最後は23日の第2戦(神宮)で0―3の9回に代打で起死回生の同点3ランを放った20歳の内山壮が代打に起用されたが、捕邪飛に終わった。ヤクルトの残塁数は9。オリックスも10残塁を数えた。

 石川は昨年11月24日に行われた日本シリーズでもこの日と同じ第4戦(東京D)でオリックスを6回3安打1失点(自責0)に抑えてプロ20年目にして待望の日本シリーズ初勝利。この時の勝利がセ・リーグ最年長記録の41歳10カ月だった。この日も勝てば1950年第1戦の若林忠志(毎日)の42歳8カ月を72年ぶりに更新する歴代最年長42歳9カ月での日本シリーズ勝利となるところだったが、3回2死二塁で杉本に打たれた左前適時打の1点が決勝点となって記録達成はお預け。逆に同年第4戦の若林の最年長黒星を72年ぶりに更新する42歳9カ月での敗戦投手となった。

 ▼石川 やはり先制点を取られたのが全てです。

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月26日のニュース