阪神・新助っ人のケラー 15日ソフトバンク戦にも実戦デビュー 岩崎と両にらみで守護神決める

[ 2022年3月15日 05:30 ]

15日にも実戦デビューするケラー
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 阪神新外国人・ケラー(前パイレーツ)の開幕1軍入りを直前まで見極める方針であることが14日、分かった。今後は2軍戦も含めて本番までに最大3試合の登板を予定。昨季のセットアッパー・岩崎との両にらみで守護神を決定する。

 右腕は12日に甲子園でシート打撃に初登板し、15日からのソフトバンク戦で実戦デビューする見込みだ。「(シートより)レベルの高い一段階上がったところの投球を目指したい」。メジャー時代の19年に対戦経験のあるガルビスも名を連ねる強力打線相手に「好打者が多いと聞いた。どう対応するかは対戦しながら確認したい。(ガルビスも)実績のある選手で楽しみ」と闘志を燃やした。

 気になるのは、開幕へ向けたコンディション調整。守護神候補であるものの、井上ヘッドコーチは「4月の中旬、下旬くらいには(万全に仕上がった)ケラーに任せるよってなるのがベスト。(開幕は)福岡と京セラで2、3試合投げたとしてそれを見て」と慎重な姿勢を示す。オープン戦はソフトバンク2連戦、18日からのオリックス3連戦を含めて残り2カードだ。それぞれ1試合ずつ登板した上で、22日からの教育リーグ・オリックス戦も活用し合計3試合の登板を経て、開幕ロースターに入れるか決定する。

 「(監督からポジションは)まだ何も言われてない。投げられるのを証明していかないといけないと思っている。今のところ開幕に合わせたいという思いでいますし、そのつもりでやっている」

 背番号42は残り10日での総仕上げに自信を漂わせた。ただ、万全でない状態、追加で実戦登板を要するような状況では、無理はさせずに開幕1軍入りは見送る可能性もある。その場合は12日の中日戦でオープン戦初登板を果たした岩崎が開幕守護神を務めることになりそうだ。(遠藤 礼)

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2022年3月15日のニュース