阪神3連敗 8回まで1安打投球の岩貞まさか… 俊介は試合後担架で退場

[ 2016年6月26日 17:20 ]

<広・神>9回2死満塁、代打・松山の飛球を中堅手・中谷(左)、左翼手・俊介が激突し悪夢のサヨナラ負け

セ・リーグ 阪神3―4広島

(6月26日 マツダ)
 阪神は首位相手に勝利目前からまさかのサヨナラ負けで3連敗となった。

 3―2と1点リードで迎えた9回裏の守り。それまでの8回を新井のソロ本塁打のみの1安打に抑えていた先発左腕・岩貞がそのままマウンドで最終回を迎えていた。先頭・丸に左前打を許したものの、続くルナを併殺打性の二塁ゴロに打ち取った。だが、一走・丸が一、二塁間で挟まれて時間を稼ぎ併殺を免れると、3試合連続決勝弾で話題を呼んだ鈴木がこの試合自身初安打となる中前打でつながれ、新井を敬遠して1死満塁。

 岩貞は下水流を見逃し三振に打ち取り、勝利まで「あと1人」までこぎつけた。だが、この2死満塁で会沢に左前同点打され、なおも2死満塁となったところで岩貞は無念の降板。ここで登板した2番手・ドリスは代打・松山を左中間への飛球に打ち取ったかに思えたが、左翼手の俊介と中堅手の中谷が激突してボールが転がる間に決勝点が入り、まさかのタイムリーエラーでサヨナラ負けとなった。

 阪神はこれで3連敗。岩貞はあと1死取れば今季5勝目をマークするはずが、8回2/3で124球を投げ、4安打4失点(自責3)で今季5敗目。最後のシーンで中谷と激突した俊介は起き上がることができず、試合後、担架で退場となった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年6月26日のニュース