楽天 2戦連続サヨナラ勝ち!殊勲打の嶋「最後は男に」

[ 2014年9月9日 22:40 ]

<楽・オ>9回2死二、三塁、サヨナラ打を放ち、チームメートの手荒い祝福を受ける嶋(中央)

パ・リーグ 楽天8―7オリックス

(9月9日 コボスタ宮城)
 楽天が8―7の“ルーズヴェルト・ゲーム”で、2試合連続のサヨナラ勝ちを納め、今季2度目の4連勝をマークした。

 7―7で迎えた9回1死二、三塁で、嶋が中前適時打。4回には1死一、三塁で右飛、5回にも6―6と追いつき、なおも2死一、三塁で二ゴロだっただけに「皆さんをがっかりさせていたので、最後は男になりたいと思った」と笑顔を見せた。

 9回、打席に向かう前に「監督からいいかげんにしろ、と言われましたんで、絶対に打ってやろうと思った。前の打者が一生懸命につないでくれたので、その思いに応えられました」と続けた。星野監督も「嶋はたまには仕事してもらわないとな。“5タコはないですよ”と言って出て行ったけど、ま、なかったな」と苦笑した。

 楽天は9月はこれで6勝1敗。まだ最下位だが、4位のロッテまで0・5差、そして3位まで8・5ゲーム差だ。星野監督は、前日8つ、この日も9つの四死球を出した投手陣に対しては「それを直さない限り、イーグルスはダメだね」と手厳しかったが、打線に関しては「前のロッテ戦の時には慎太郎(枡田)とか1人に限っていたけれど、きのう、きょうは皆が攻めていった。こういう攻撃をしてほしいよね」と喜んだ。

 嶋も「誰一人、諦めていません。その思いが最近の試合につながっています。残り23試合、全部勝たないと上に行けないと思っていますので、全部勝つつもりで頑張ります」と力強かった。

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