中日 失投に渋滞も…巨人戦負け越し

[ 2009年9月21日 18:16 ]

3回、ラミレスに2ランを浴びた中日・山本昌

 【中日3-5巨人】中日らしくない、雑な試合運びだった。

 第一の敗因は3本塁打を浴びた先発の山本昌だ。1点を先制した直後の2回は、谷の逆転2ラン。2―2の3回にはラミレスに2ランを打たれ、4回には再び谷にソロを許した。「勝負どころで高めに入った」と左腕。度重なる失投で試合の流れを手放し、重い空気は打線にも伝染した。

 試合前から嫌な予感はあった。宿舎の出発時刻を読み違え、選手を乗せたバスは渋滞に巻き込まれて予定より10分以上も遅く球場入りした。気の緩みによるミスとはいえないが、準備運動の時間を削らざるを得なくなったチームから「何としても巨人を倒す」という緊張感は伝わってこなかった。

 落合監督にとっては、就任1年目の2004年以来の巨人戦負け越し。「何もない」とだけ口にした表情にも、どこか力がなかった。

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2009年9月21日のニュース