遠い白星に弱気な黒田「流れが良くない」

[ 2009年6月18日 16:26 ]

アスレチックス戦で2本塁打を許すなど5失点、6回自軍の攻撃中にうつむくドジャース・黒田

 【ドジャース4―5アスレチックス】普段は弱気な部分を見せないドジャースの黒田が、「流れが良くない。悪循環のような感じがする」と表情を曇らせた。

 脇腹痛から復帰して4試合で3敗目。開幕戦以来、2カ月以上も勝ち星がない。「我慢がすごく大事」と自分に言い聞かせるように続けた。
 1回に暴投絡みで先制された。3回は「もったいない」と悔やむかたちで追加点を奪われた。8番デービスに今季1号を献上。投手のカーヒルにはメジャー初安打を許し、カストには甘い速球を左中間スタンドに運ばれた。味方が得点した直後の6回は2死から失点。「もったいなかった」と繰り返した。
 復帰後は打線の援護にも恵まれない。2試合連続の無四球が示すように、無駄な球を極力減らしてテンポ良く投げることを心掛けている。しかし、1回の失点でつまずき、味方打線の序盤での逸機で、気落ちしたようにも見えた。
 「しんどいが、きっかけがあれば変わると思う」と黒田。粘り強さが身上の右腕が、正念場を迎えている。(共同)

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2009年6月18日のニュース