資金難の関西独立リーグ 吉田えりらが募金活動

[ 2009年5月24日 18:44 ]

ファンサービスでボールにサインをする神戸の吉田えり投手

 運営会社が撤退し、資金難に苦しむ関西独立リーグの大阪と神戸が24日、大阪市の住之江公園野球場でオープン戦を行い、両チームはリーグ存続のための募金活動をした。神戸の女性選手、吉田えり投手(17)は「初めて見てくれた人もいると思う。関西独立リーグの楽しさを知って、また見に来てくれたら。こういうことがあっても、負けずに頑張っていきたい」と話した。

 球場のスタンドの入り口前に募金箱を設置。試合開始前には大阪の浦野聖史代表取締役がファンに協力を訴えた。五回終了後には両チームの監督、選手がスタンドで呼び掛け、試合終了後にも選手がスタンドの入り口で募金協力を求めた。神戸の中田良弘監督は「これだけ心配してくれてるファンがいる。たくさん温かい言葉をいただいているし、こっちももっと頑張らないと」と語った。

 約750人の観客が訪れた試合は、神戸が7―3で勝ち、吉田投手は登板しなかった。

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2009年5月24日のニュース