“出遅れコンビ”デントナ&ガイエルまた競演弾

[ 2009年3月29日 06:00 ]

 【ヤクルト8―1西武】遅れてきたヤクルト助っ人コンビがオープン戦2度目のアベック弾だ。2回に右の主砲デントナが140キロの直球を右中間へ4号先制アーチ。1点リードの3回には左の主砲ガイエルが右越えに5号3ラン。昨年の日本シリーズMVP岸を打ち砕き、ガイエルは「今の状態を4月にとっておきたいね」とジョークを飛ばした。

 デントナは大幅な出遅れを取り戻した。左ひざ手術明けのため、春季キャンプは完全別メニューで今月中旬まで2軍調整。「長いリハビリだった」。一塁初守備も無難にこなし、開幕4番をほぼ手中にした。ガイエルは出場19試合で無安打はわずか4試合、打率・438と絶好調。不振で解雇危機にひんした昨年の“遅れ”を取り返した。
 5位の昨季は、チーム本塁打数がリーグワーストタイの83本と大砲不在に泣いた。高田監督は「5番にガイエルがいることで、デントナを簡単に歩かせられない」と相乗効果を口にした。5連勝のチームは29日の西武戦(西武ドーム)でオープン戦首位の可能性も。助走をつけて開幕に臨みたいところだ。

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2009年3月29日のニュース