松井稼 メジャー6年目のキャンプイン

[ 2009年2月18日 06:00 ]

キャンプ初日を迎えた松井稼頭央(右から3人目)

 アストロズの松井稼頭央内野手(33)が17日、フロリダ州キシミーでキャンプイン。メジャー6年目の今季は、再び“鉄人”となることを誓った。日米1213試合連続出場も果たした松井稼だが、昨季は持病の腰痛にも悩まされ3度の故障者リスト(DL)入り。今オフには再発防止に取り組んでおり、万全の態勢で全試合出場、日米通算2000安打に挑む。

 気温13度の肌寒さも苦にならなかった。約4カ月ぶりにチームメートと顔を合わせ、今季初めて赤茶色のユニホームに袖を通した松井稼は笑顔が絶えなかった。全体でのストレッチを終えると、薬物問題での虚偽の証言を認め、騒動の渦中にいるテハダとキャッチボール。バント処理、ベースランニングと基本的な練習が続く中でも「ユニホームがやっと着られる。日本の選手たちを見ていていいなと思っていたし、待ち遠しかった」と久しぶりの雰囲気を存分に味わった。
 日米通算2000安打達成もかかる今季、チームリーダーとして期待される松井稼の目標はずばり「全試合出場」だ。昨季は持病の腰痛などに悩まされ3度のDL入り。95年7月から04年6月まで日米1213試合連続出場を記録し、西武時代は“鉄人”として知られたが、近年は故障に泣かされている。そこで今オフは個人トレーナーの宮本英治氏と腰痛の再発防止策を練り直し、米国でも注目を浴びている「コアトレーニング」に着手。腹筋群でも最深層に存在する腹横筋を徹底的に鍛え、腹圧を高めて直接的に背骨を安定させ、腰への負担軽減を図った。
 昨季の松井稼の出場試合は52勝44敗で勝率・542。不在時は34勝31敗、勝率・523だっただけに、クーパー監督も松井稼の決意を大歓迎だった。

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2009年2月18日のニュース