高橋建 一気に先発ローテ候補に浮上

[ 2009年2月18日 06:00 ]

キャンプ初日。ブルペンでの投球練習を行う高橋建

 ブルージェイズとマイナー契約を結んだ高橋が16日(日本時間17日)、招待選手としてキャンプ初日を迎えた。ブルペンではガストン監督が正面に回り、背後からアーンズバーグ投手コーチがチェック。派手さはないが、37球はほぼ捕手の構えた場所に収まった。

 「初めて見たがとても良かった。うちの先発陣は2枚欠けている。入る可能性も十分。戦力となってほしい」と指揮官。同投手コーチも「ア・リーグ東地区はどこも左の強打者ぞろい。左を先発に入れたいんだ」と開幕メジャーどころか、ローテーション入りの可能性も示した。ブ軍先発投手陣は故障者が続出。さらに先発で左はパーセイだけ。この日5球投じた伝家の宝刀シュートは右打者の外角へ逃げ、左打者には内角をえぐる。大リーグでは投げる投手が少なく、間違いなく強力な武器となる。
 14年間在籍した広島からFAした左腕は「できれば早く上がりたい。たとえ最初がダメでも常に挑戦していきたい」と開幕メジャーを逃しても、マイナーでチャンスを待つ考えだ。慎重で控えめな39歳だが、日本人最年長メジャーデビューの夢は手の届くところにある。

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2009年2月18日のニュース