長嶋さん 上原に予言「メジャー合う」

[ 2009年1月18日 06:00 ]

スタンドから降りてきた長嶋茂雄氏は少年達に自ら打撃指導

 「長嶋茂雄ドリームプロジェクト2009」が17日、千葉市の幕張メッセで行われ、脳梗塞(こうそく)から復帰を目指すアテネ五輪監督の長嶋茂雄氏(72=巨人終身名誉監督)が参加。長嶋ジャパン17選手が全国から集まった小学生約1000人と野球教室などで触れ合い、ミスターはオリオールズへFA移籍した上原浩治投手(33)に2ケタ10勝指令を出した。

 「うーん、10勝できればいいね。15勝なら言うことない。松井との対戦も楽しみだ。いい感じでいくんじゃないかな」
 監督時代に入団したエースに課した2ケタのノルマは決して無理な数字ではない。「球数に制限のあるメジャーは合うでしょう」。長嶋氏ならではの分析からはじき出された“予言”だった。
 上原に刺激されたのか、イベントが始まるとフィールドへ。打撃コーナーでは左手でバットを握ってスイングの実演までしてみせた。「グッと、プッと振るんだ」。04年に倒れて以来、バットを握るのは初めて。小笠原は「凄いのひと言です」と驚き、長男・一茂氏は「現役のとき“左手で打つんだ”とよく言われた。こうして父の血が騒ぐのはいいこと」
 衰えぬ情熱。今春も2月21日か22日に宮崎キャンプを訪れる予定で「(巨人と日本代表)両方とも行きますよ」。滝鼻オーナーによると、巨人の大物新人・大田に興味を示していたそうで、直接指導も見られそうだ。

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2009年1月18日のニュース