大田至近マシン打撃 体感150キロ打った

[ 2009年1月18日 06:00 ]

マシン打撃を行う大田泰示

 巨人の黄金ルーキー・大田泰示内野手(東海大相模)が17日、川崎市内のジャイアンツ球場で新人合同自主トレ後、初の居残り特打を実施。打撃マシン相手にラスト10分は体感速度150キロの直球をはじき返し、高校通算65発の片りんを見せつけた。

 計5時間の合同自主トレを終えても、大田は満足できなかった。アップシューズのまま打撃ケージへ。20分間、室内練習場に快音を響かせると「高校でもやっていた」とホームベースを約2メートル前進させての打撃練習。12メートルの距離に縮まった通常130キロの球は体感速度150キロに迫ったが、最後まで力強い打球を飛ばした。
 「(近づくことで)最短距離でバットを出すことが必要になる。本能的にバットが出るようになるんです」。目標の開幕1軍へ最初の試金石となる2月14、15日の紅白戦であえてクルーンとの対戦を熱望。日本球界最速守護神との対戦へ向けても「速い球に慣れておきたい」と“至近マシン打撃”の効果を語った。
 午前の練習では、激しい運動後の回復力を測る「yo―yoテスト」に苦戦した。20メートルの距離を、一定の時間内での往復を繰り返すテストで、参加した新人9選手中7位に終わったが「疲れている中で打つことに意味がある」。自分の体にムチ打った大田が、着々と162キロ右腕討ちの準備を整えていた。

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2009年1月18日のニュース