期待に応えられるか 先陣の上原

[ 2008年11月1日 06:00 ]

フィジカルトレで調整する上原

 6年ぶりに日本シリーズで開幕投手を務める巨人・上原浩治投手(33)が、平常心で西武斬りに挑む。今季は交流戦中に不調で2軍落ちしていただけに対戦はなかったが、直前に西武対策をしてからマウンドに上がる構えを見せた。

 やることはやった。最終調整を終えた上原は「あしたミーティングがありますし、それから。(調子は)普通です」と決戦を前に普段通りを強調した。シリーズは過去2試合で2勝をマーク。プロ入り後、10月以降に先発した試合は8戦全勝と得意の季節だけに自信はある。10月23日のCS第2ステージ・中日戦で8回2失点と仕上がりも万全だ。
 3月15日のオープン戦で西武戦に先発。開幕に向けての調整登板で直球、変化球を交互に投げる分かりやすい配球でも7回4安打3失点だった。本塁打を浴びたブラゼル、G・G・佐藤がスタメンから外れるだけに、自身の投球に専念すれば結果はついてくる。6年前には開幕戦で1失点完投勝利を挙げ、4連勝を呼び込んだ。その再現を狙い、チームを勢いづける。

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2008年11月1日のニュース