二岡が打って日本一奪回 代打、DH出場濃厚

[ 2008年10月15日 06:00 ]

練習中、明るい表情で会話する原監督(左)と二岡

 日本一奪回へ“ポストシーズン男”が最後の切り札だ。右足首捻挫で2軍調整中の巨人・二岡智宏内野手(32)が、15日に宮崎入り。フェニックスリーグに出場し、実戦調整を行うことになった。CS、日本シリーズの秘密兵器。原監督は「彼の場合はコンディショニングだから」と、状態が上がれば“ラストピース”として起用したい意向でいる。

 この日から始まったジャイアンツ球場での全体練習。指揮官は2軍練習を終えた二岡と約10分間、室内練習場のベンチに座ってじっくりと話し込んだ。右肩関節挫傷の阿部はCS、日本シリーズの出場が微妙。攻撃力低下が懸念される中、二岡のバットにかかる期待は大きい。これまでポストシーズンでは13試合で打率・377、2本塁打、10打点。秋に抜群の成績を残しているとなればなおさらだ。
 「CSも日本シリーズもあるし、打つ方だけでもやっておいてもらえれば。チームにとって必要。ゲーム感覚をつかんでおいてほしい」と篠塚打撃コーチ。CSでは代打、日本シリーズではDHでの出場が濃厚だ。レギュラーシーズンは不完全燃焼。悔しい思いをチームの日本一奪回で晴らす。

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2008年10月15日のニュース