古野完封!龍谷大が2連覇/関西六大学

[ 2008年10月15日 20:41 ]

大経大を下し連覇を決めて喜ぶ龍谷大ナイン

 関西六大学野球リーグは15日、大阪市の南港中央球場で3回戦1試合を行い、龍谷大が4―0で大経大を下して勝ち点を5に伸ばし、2季連続23度目(旧リーグを含む)の優勝を決めた。

 龍谷大は1回に5連続安打などで3点を先行。先発の古野正人(4年・報徳学園)が無四球の6安打に抑え完封した。

 ≪ライバル対決制し≫ライバル大経大との直接対決を制した龍谷大が、完全優勝で連覇を達成した。ナインに胴上げされた椹木監督は「チームの力量としては出来過ぎ」と興奮気味に話した。
 自力優勝には勝つしかない最終戦で、4年生の古野が躍動した。低めの制球と変化球の切れが抜群。今季5勝目を自身初の完封勝利で飾り「ここで何とかチームを助けたかった」と笑顔で汗をぬぐった。
 シーズン中盤に先発投手の松岡が腰痛で戦列を離れ、古野もわき腹を痛めた。投手陣のやりくりが苦しい中、3年生の姫野がその穴を埋めた。守備も14試合で11失策と昨季に比べて約半減。打率首位の笠井が若い打線を引っ張り、初戦を落とした4カードすべてをしぶとくものにした。
 明治神宮大会の出場権を懸けて、関西地区大学選手権に挑む。古野は「注目される投手と投げ合ってアピールしたい」と言葉に力を込めた。

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2008年10月15日のニュース