今季最悪2安打零敗で初の4連敗優勝

[ 2008年9月27日 06:00 ]

<日・西>ライトスタンドに向かってバンザイする西武の選手たち

 【西武0―2日本ハム】金縛りにあったかのように西武打線から快音は聞かれなかった。今季ワーストの2安打で4度目の零敗。ここまで両リーグトップの191本塁打を誇る重量打線の姿はどこにもなかった。

 リードオフマンの片岡は喜びつつも、こう振り返った。「いつもと違った緊張感で体が動かなかった。勝ちたい気持ちが変なプレッシャーになってしまった。僕を含めてこういう経験がないし、これが若さなのかな…」。この日はオリックスが楽天に序盤から大量失点し優勝は濃厚。だが「自力で勝って優勝したい」との思いは逆に重圧となり、スウィーニーの外角中心の配球をことごとく引っ掛けた。
 優勝が懸かった試合から4連敗。過去に勝てないまま優勝したチームはあっても4試合黒星が続いたのは史上初めてのケースとなり、大久保打撃コーチは「勝ちにいって勝てるのはまだ先かな」と漏らした。ただリベンジの機会はある。CS、その先にある日本シリーズだ。選手会長の赤田は「短期決戦のようなプレッシャーを経験できたし、これをCSに生かしたい」と前を見据えた。

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2008年9月27日のニュース