こちらも譲らん!中日サヨナラ勝ち!

[ 2008年9月27日 19:45 ]

9回中日2死満塁、サヨナラの押し出し四球を選び、ナインの手荒い祝福を受ける和田(中央)

 【中5―4横】中日がサヨナラ勝ち。4―4の9回2死満塁で和田が押し出し四球を選んだ。4点を先行されたが1回に2点を返し、4回には代打井上と李炳圭の連続適時打で同点とした。

 9回2死満塁、フルカウントからサヨナラの四球を選んだ和田が、両こぶしを握り締めた。中日が1回に背負った4点差をひっくり返し、広島との同率3位を死守した。

 「投手も打線も一生懸命つないでくれた」と和田の声が弾んだ。2回以降投手陣が無失点リレー。23日に先発で6回を投げた清水昭が五回から2回を1安打に抑え、高橋、浅尾と今季急成長した若い中継ぎ陣が快投を続けた。9回二死から浅尾の危険球退場というアクシデントがあったが、急きょ登板した長峰が投ゴロで切り抜けた。

 ベテラン勢も力を発揮した。4回にはこの日1軍昇格したばかりの井上が、代打で1点差に迫る適時二塁打。9回は1死一塁から代打立浪が左前打でチャンスを広げた。
 「残り全部勝つつもりで行く」。リーグ優勝は逃したが、連続日本一はあきらめない。総力戦で勝ち取った勝利に、和田がチームの声を代弁した。

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2008年9月27日のニュース