【バドミントン】パリ五輪会場「空間が広くやりやすい」山口茜が欧州から帰国

[ 2024年3月19日 10:28 ]

欧州から帰国した山口(撮影・福永 稔彦)
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 バドミントンの女子シングルスで世界ランク4位の山口茜(26=再春館製薬所)が19日午前、羽田空港着の航空機で欧州遠征から帰国した。

 フランス・オープン、全英オープンと2週連続で準優勝の好成績を収めた。昨秋のアジア大会で右足を負傷し長期離脱を経験した山口にとっては昨年9月の香港オープン(優勝)以来の表彰台だ。

 世界ランク1位の安洗塋(アン・セヨン)とは2週連続で対戦し、フランス・オープン決勝では接戦を演じ、全英オープン準決勝では2―1で破った。

 羽田空港内で取材に応じた山口は「世界ランクトップ4以上との対戦もあったし、15~20位の選手との対戦もあった。その中で2週間、決勝まで戦い抜けた。ここまで結果が出ると思っていなかった」と達成感をにじませた。

 全英オープン決勝は右足付け根の痛みのため途中棄権した。患部の状態については「何も分からないけど、とりあえずは大丈夫」と軽傷を強調した。

 フランス・オープンはパリ五輪の会場アディダス・アリーナで行われた。山口は「空間は広くてやりやすさを感じた。空間が広いとプレー自体を大きくやろうという意識になり、縮こまったプレーにならないし、スピードがゆっくり感じられるので、焦らずにやれる」と良いイメージを持ったことを明かした。

 パリ五輪代表は4月30日付の五輪予選ランキングで決まるが、山口は3大会連続を確実にしている。

 本番ではメダルの期待がかかるが、自身の意識はそこにはない。「今回の遠征でいいところ、課題をたくさん感じた。五輪に関係なく、これから成長していけるように頑張りたい」と自身の進化にフォーカスしている。

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