全勝・尊富士と1敗・大の里が10日目に直接対決!計4度対戦したアマチュア時代の勝敗は…?

[ 2024年3月19日 06:47 ]

<大相撲9日目>阿炎を押し出しに破る尊富士(撮影・井垣 忠夫)
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 大相撲春場所10日目に、今場所の優勝争いを左右する大一番が組まれた。全勝の新入幕・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)と、1差で追う1敗の大の里(23=二所ノ関部屋)が直接対決。日本中の注目が集まる期待の新鋭同士の一戦は、幕内後半戦最初の取組(17時過ぎ)に行われる。

 初土俵から10場所目で新入幕の尊富士と、初土俵から6場所目で入幕2場所目の大の里。出世が早過ぎてまだ大銀杏が結えない両者が、荒れる春場所の優勝争いをけん引している。

 2人はプロの土俵では今回が初対戦だが、高校大学時代に計4回対戦しており2勝2敗。尊富士は鳥取城北高―日大で、大の里は新潟・海洋高―日体大で、ともに全国トップレベルで活躍してきた。角界の将来を担う1学年違いの2人が、大相撲の世界でここから新たなライバル物語を紡いでいく。

 ▽尊富士(石岡弥輝也)―大の里(中村泰輝)過去の対戦

・2017年10月6日

国民体育大会 少年(高校)の部 団体予選2回戦

○石岡弥輝也 寄り切り 中村泰輝 

 先鋒で対戦。団体としては石岡を擁する鳥取県が3―2で勝利。団体予選の3戦全勝者が個人戦出場権を得るため、中村はこの大会個人戦に出場できず。石岡は個人戦準決勝で納谷幸之介(現幕内・王鵬)に敗れて左膝を負傷。その後、ビャンバスレン(現大関・豊昇龍)との3位決定戦は棄権した。

・2019年6月9日

東日本学生相撲選手権大会 Aクラス団体戦 準々決勝

 石岡弥輝也 寄り倒し 中村泰輝○

 日体大が1―0でリードして迎えた二陣戦。立ち合い強烈な体当たりではじいた中村が突き放してから右を差すと、石岡の左上手投げに乗じて体を寄せて一気に前に出て寄り倒した。団体としては3―2で中村を擁する日体大が勝利。

・2019年7月14日
全日本大学選抜相撲金沢大会 個人戦 準決勝

○石岡弥輝也 突き落とし 中村泰輝

 石岡はこの後、決勝でデルゲルバヤル(現十両・欧勝馬)に敗れて準優勝。個人戦ではこれが大学時代の最高実績となった。

・2021年7月25日

東日本学生相撲選手権大会 団体戦 決勝

 石岡弥輝也 下手投げ 中村泰輝○

 先鋒で対戦。石岡が立ち合い頭で当たって右差し左上手。中村に上手を与えず一気に攻め込んでいったが、中村が右下手一本で振り回して逆転の下手投げを決めた。団体としては、中村を擁する日体大が2―2の大将戦にもつれる接戦を制して2年連続8度目の優勝。

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