水戸龍が激闘制して3敗守った 十両優勝争いは首位2敗で朝紅龍、若隆景、大翔鵬の3人並ぶ混戦に

[ 2024年3月19日 20:59 ]

大相撲春場所10日目 ( 2024年3月19日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲10日目>朝紅龍を小手投げ破る水戸龍(撮影・井垣 忠夫)
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 十両で3敗の水戸龍(29=錦戸部屋)が1敗で首位の朝紅龍(25=高砂部屋)を破って7勝目を挙げた。

 朝紅龍の低い攻めをこらえた水戸龍が相手の右腕を手繰って一瞬後ろを取ったがすぐに向き直られ、今度は中に入られて劣勢に。右からすくい投げを打たれたところを左小手投げで打ち返した。「どうにか勝たないと…残したい!って思った。理由はないけど」。よくしのいで目まぐるしい攻防の激闘を制した。

 1敗で首位タイの若隆景(29=荒汐部屋)が敗れた後に迎えた一番。その時点で単独首位の朝紅龍を1差に引きずり降ろす形となったが、取組後の支度部屋でようやくそれに気付いたという。優勝争いの意識はなく「流れに身を任せて優勝しちゃったらいいよな~。俺が優勝するんだ!って気持ちで頑張りたくはない」と無欲の構えを示した。

 敗れた朝紅龍は悔しそうな表情。「切り替えて頑張ります」と、この日は珍しく言葉少なだった。十両の優勝争いは首位が2敗で朝紅龍、若隆景、大翔鵬(29=追手風部屋)の3人。水戸龍と欧勝馬(26=鳴戸部屋)が1差で追う混戦となった。

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