北ハリ磨　今場所初連勝で3勝目　史上最多タイ9度目十両昇進の37歳　中日は兵庫県たつの市から応援団

大相撲春場所7日目 （ 2024年3月16日    エディオンアリーナ大阪 ）

　史上最多タイ9度目の十両昇進をご当所でかなえた兵庫県たつの市出身、東十両14枚目の北ハリ磨（37＝山響部屋）が東十両10枚目の紫電（32＝木瀬部屋）を突き落とし、今場所初の連勝で3勝4敗とした。立ち合いから前傾姿勢で右へ回り込みながら土俵へ両手をつかせた。初日から3連敗も初の連勝に「少しずつ体が動いています」。20年秋場所以来の再十両で、15日間取組があるのもそれ以来。関取仕様の土俵勘を次第に取り戻しているようだ。

　中日は故郷の後援会から30～40人が応援に駆けつけるという。「今場所、何番勝ちたいとかはありません。一番一番勝ちを目指してやるだけです」。15歳での初土俵から22年に及ぶ現役生活。ベテランは今に集中している。