“荒れる春場所”新入幕・尊富士が無傷7連勝で単独首位!小結・阿炎が敗れ1敗の上位力士消えた…

[ 2024年3月16日 17:59 ]

大相撲春場所7日目 ( 2024年3月16日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲7日目>湘南乃海(右)を寄り切りで破る尊富士(撮影・井垣 忠夫)
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 大相撲春場所は16日、エディオンアリーナ大阪で7日目の取組が行われ、三役以上の上位力士で唯一1敗をキープする小結・阿炎(29=錣山部屋)が大関・豊昇龍(24=立浪部屋)に敗れ、連敗で2敗に後退。新入幕の前頭17枚目・尊富士(24=伊勢ケ浜部屋)が破竹の7連勝を飾り、ただ一人無敗をキープした。また、無念の休場を発表した横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)は不戦敗となり、今場所5敗目を喫した。

 横綱・照ノ富士は4日目に明生、5日目に王鵬、6日目に隆の勝に敗れて3日連続の金星を配給し2勝4敗。横綱が6日目まで出場して4敗するのは1966年九州場所の栃ノ海以来58年ぶり。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降では4例しかない不名誉な記録だった。するとこの日に日本相撲協会が休場を発表。照ノ富士の休場は昨年九州場所以来、自身20度目。7日目の対戦予定だった翔猿は不戦勝となった。

 1敗で首位を追いかける小結・阿炎は、2敗の大関・豊昇龍と注目の一番に押し倒しで敗れ2連敗。三役以上の上位力士は全員が2敗以上を喫することになった。一方、勝った豊昇龍は5勝目を挙げ、2敗を死守した。

 他の大関勢では、霧島が平幕・隆の勝に押し出しで敗れ5敗目。琴ノ若は平幕・明生を小手投げで撃破、貴景勝も小結・錦木を突き落としで下して2敗をキープした。

 新入幕ながら無傷の6連勝を飾った尊富士は、1敗の湘南乃海を寄り切りで下し無敗をキープ。初土俵から所要9場所で最速新入幕を果たした勢いそのままに歴史的快進撃を続けた。同じく勝ちっぱなしの平幕・大の里は、2敗の阿武咲にすくい投げで敗れ連勝が6でストップ。〝荒れる春場所〟は新入幕の尊富士が破竹の7連勝で単独首位に立ち、1敗で大の里が追いかける展開となった。

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