【ラグビーW杯】レメキが4年前再現のPOM　「エリカ、アイラブユー！」インタでは愛妻に向けて絶叫

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本28―22サモア （ 2023年9月28日    トゥールーズ ）

＜日本・サモア＞快足を飛ばしタックルをはねのけるレメキ（AP）
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　世界ランキング13位の日本は、同12位のサモアに28―22で快勝。2勝1敗、総勝ち点9として、D組2位に浮上した。副将のSH流大が試合直前に急きょ欠場となる緊急事態も乗り越え、1次リーグ最終戦となる10月8日のアルゼンチン戦（ナント）に2大会連続の決勝トーナメント進出を懸ける。

　プレーヤー・オブ・ザ・マッチ（POM）には今大会初先発のFBレメキ・ロマノラヴァ（東葛）が選ばれた。待望のW杯初トライは生まれなかったが、前半13分には自身のビッグゲインが先制トライの起点に。同32分にもリーチのトライのお膳立てをし、両チーム最高のキャリーメーター136メートルを記録した。

　くしくも4年前のサモア戦でもノートライながらPOMを獲得しており、これで2大会連続の快挙。「最後までどうなるか分からなかったが、勝てて良かった。自分の仕事をして、国とチームメートのために頑張ろうと思った」と話して笑顔。場内インタビューの最後には、妻の恵梨佳さんに向けて「恵梨佳、アイラブユー！」と絶叫し、熱々ぶりをアピールした。

　6月に始まった代表活動では、一貫してバックアップメンバーとして参加し、7、8月の国内5試合では一度も出番がなかったレメキ。それでも練習でのプレーやチームへの献身性をアピールして、2大会連続の代表入り。21年10月のオーストラリア戦以来となる代表戦先発となったが、抜群の存在感を見せつけた。