史上4校目の全国3冠へ!報徳学園・植浦主将「名前刻みたい」全国高校ラグビー大会組み合わせ決定

[ 2022年12月4日 06:00 ]

史上4校目の高校3冠を狙う報徳学園ラグビー部
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 第102回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月7日、花園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、3回戦までの対戦が決まった。史上4校目の全国3冠を狙うAシードの報徳学園(兵庫)は、2回戦で倉吉東(鳥取)―高鍋(宮崎)の勝者と対戦。2連覇を狙うBシードの東海大大阪仰星(大阪第3)は、2回戦で高松北(香川)―大分東明(大分)の勝者と激突する。準々決勝、準決勝の組み合わせは改めて抽選で決める。抽選会は大会実行委員会による代理で実施された。

 報徳学園にとって同校初の優勝、そして史上4校目となる全国3冠を懸けた戦いが始まる。1年生から背番号10を背負うSO伊藤は高校最後の花園に向け「僕たちにとって、何かあった時の合言葉がいつも3冠だった。その言葉で一つの方向に向かってきたし、達成したい」と決意を語った。

 伊藤を含め高校日本代表候補8人を擁し、春の選抜大会と夏の7人制大会を制覇。ただ、3冠への道のりは険しく、その難しさは県大会で痛感した。関西学院との決勝戦は、残り2分で14―17と逆転される展開。絶体絶命の状況から終了間際にWTB海老沢のトライで再逆転に成功し、7大会連続となる全国切符をつかんだ。

 予選敗退の危機を乗り越え、主将のフランカー植浦は言った。「勝ったから言えるんですけど、凄く良い経験になった。自分たちが優勝したら報徳でも、兵庫(の高校)でも初めて。名前を刻みたい」。今年度のスローガンはビッグインパクト。48回目の出場で歴史を塗り替えるつもりだ。 (西海 康平)

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2022年12月4日のニュース