花園の歓喜…同大が天理大撃破で関西大学リーグ3位 土壇場で決めた!4季連続の大学選手権

[ 2022年12月4日 06:00 ]

ムロオ関西大学ラグビー・最終節   同大47-19天理大 ( 2022年12月3日    花園1 )

<天理大・同大>後半、ヴァカタ(奥)のタックルを振り切ってトライを決める同大・大島(撮影・北條 貴史)
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 同大が天理大を47―19で破って3位に入り、4季連続の大学選手権出場が決定した。

 “花園の歓喜”だ。同大は結果次第では入れ替え戦に回る可能性もあった最終節でミラクル劇を演じた。序盤から鋭い出足で天理大を圧倒すると、モールを軸にトライを量産。3トライ差以上の勝利で得るボーナスポイントも獲得し、勝ち点5を加えた。近大、関学大がそろって敗れたことで5位から一気に3位に入り、4季連続の大学選手権出場を土壇場で決めた。

 「やっと宮本さんが築き上げたラグビーをできて、忘れられない一日になった」とはフランカーの梁本主将。前節の近大戦に0―34で敗れたが、2週間で立て直して天理大から7季ぶりとなる白星。大学選手権では11日の3回戦で福岡工大と対戦する。今季から指揮を執る宮本啓希監督は「もう一回ディフェンスを強化して、アタックも(良さを)ムラなく出せるようにしたい」と語った。

《天理大、痛恨2連敗V逸》天理大は、痛恨の2連敗で2季ぶりの優勝を逃した。序盤から同大に主導権を握られ、計7トライを献上。フランカー照井主将は「1試合に懸ける思いや気迫は同志社さんが上回っていた」と完敗を認めた。関西2位で臨む大学選手権は、11日の3回戦で筑波大と対戦する。小松節夫監督は「良い試合ができるように、気持ちを切り替えて次の準備をしたい」と語った。

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2022年12月4日のニュース