“急造布陣”日本女子団体が連覇 男子は銀で17年大会以来の表彰台 トランポリン世界選手権

[ 2021年11月21日 05:30 ]

女子団体で2連覇し、オンライン取材で笑顔の(左から)佐竹玲奈、高木裕美、森ひかる、太村成見(共同)
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 トランポリンの世界選手権第2日は19日にバクーで行われ、非五輪種目の団体決勝で女子は佐竹玲奈(東栄工業)森ひかる、高木裕美(以上金沢学院大ク)で臨んだ日本が合計164・245点をマークし、初制覇した前回19年大会に続く2連覇を成し遂げた。中国が0・995点差で2位だった。男子は堺亮介(バンダイナムコアミューズメント)海野大透(静岡産大ク)西岡隆成(キタイスポーツク)の日本が合計178・335点で銀メダルを獲得し、3位だった17年大会以来の表彰台。ベラルーシが180・690点で2連覇した。

 急造布陣で臨んだ女子団体の日本が2連覇を成し遂げた。佐竹が1番手でトップの得点を出して好発進すると、故障者が出た影響で大会直前にメンバー入りした2番手の森がダイナミックな3回宙返りを決め、全体2位の55・555点。重圧がかかる3番手で演技をきっちりと決めた高木は台の上で跳びはねて喜んだ。森は予選落ちに終わった失意の東京五輪後、約1カ月の休養を挟んだが、大車輪の働きを見せ「本番での演技の仕方もだんだん分かってきた」と頼もしく話した。佐竹は「日本の対応力がプラスに出た」と誇った。

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2021年11月21日のニュース