東福岡は今年も強い 12トライ猛攻で22年連続花園キップ 全4試合で完封 指揮官も全国制覇に意欲

[ 2021年11月21日 05:30 ]

第101回全国高校ラグビー福岡県予選決勝   東福岡80-0修猷館 ( 2021年11月20日    春日公園球技場 )

<東福岡・修猷館>優勝した東福岡
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 決勝が行われ、東福岡が12トライを奪って80―0で修猷館に勝ち22年連続32度目の優勝を飾った。圧倒的な攻撃力と全4試合で完封の堅守が光った。東福岡は12月27日に開幕する全国大会(東大阪市・花園)に出場する。

 今年の東福岡も強い。攻撃だけでなく県大会全4試合無失点と堅い守備も武器に頂点に立った。決勝では攻め込まれるシーンはあっても、トライは許さなかった。フランカーの八尋祥吾主将(3年)は「ディフェンスの仕上がりはいいと思う。花園の切符をつかめて良かった」と話した。

 序盤は修猷館のディフェンスの前にハンドリングエラーやパスミスが目立ったが、八尋主将は「相手のプレッシャーが強いのは想定していた」と慌てなかった。前半9分に高校日本代表候補のSO樽本幹志朗(3年)のトライで先制。17分には右サイドから左サイドへの大きなパスからCTB遠藤亮真(3年)がステップで相手をかわして追加のトライ。その後はモールでトライを挙げるなど、FWとバックスが一体となった攻撃で寄せつけなかった。

 藤田雄一郎監督は「(花園優勝を)狙える代だと思う」と話すように、3月の選抜大会では決勝で桐蔭学園に46―31で勝利し、4大会ぶりに優勝。夏の菅平合宿では東海大仰星、桐蔭学園、常翔学園などに勝利。花園では8大会連続4強を記録しつつ、ここ4大会は準決勝で敗退。八尋主将は「大優勝旗を福岡に持って帰られるようにしたい」と5大会ぶりの頂点を見据えた。

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2021年11月21日のニュース