【羽生結弦の2020年】スーパースラム、MVS、早大卒業、そして全日本へ

[ 2020年12月24日 13:15 ]

羽生結弦
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 フィギュアスケート全日本選手権の開幕を25日に控え、男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)が24日、長野市ビッグハットでの公式練習で調整した。今季初戦となる国内最高峰の舞台を前に、羽生の2020年を振り返る。

 【2月9日】四大陸選手権(韓国)を初めて制し、ジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する“スーパースラム”を達成。SPは111・82点の世界最高得点だったが、フリーはジャンプでミスがあり、「SPがあった上での“スーパースラム”と思う。総合的に、とりあえず、良かった」と振り返った。

 【3月11日】新型コロナウイルスの感染拡大で、国際スケート連盟(ISU)がカナダ・モントリオールで開催予定だった世界選手権の中止を発表。

 【5月6日】日本スケート連盟の公式ツイッターを通じ、ファンへメッセージ動画を配信。「2011年3月11日から今までの僕とプログラムたちの道のりです」と語り、過去の計17曲の振り付けを披露した。

 【6月11日】中止となったアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」の公式ツイッターに登場。「皆さんの心の中に少しの不安もなく、皆さんの前でスケートができることを祈っています」などと話した。

 【7月11日】新設された表彰式「ISUスケーティング・アワード」で最優秀選手賞(MVS=Most Valuable Skater)に輝く。「これからも一生懸命、自分の理想のスケートを追い求めて頑張っていきます。より強く、よりうまくなりたい」。

 【8月23日】日本テレビ「24時間テレビ」にリモート収録で出演。早大人間科学部通信教育課程で学んでいた羽生は「勉強していました、ひたすら」とし、卒業論文を完成させたことを報告した。

 【8月25日】日本テレビ「new severy.」にリモート収録で出演。クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)について「自分が一番、今スケートをやっていて大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセルだなって思っています」と習得に意欲を見せた。

 【8月28日】日本スケート連盟が、羽生が今季のGPシリーズを欠場することを発表。連盟を通じて発表したコメントでは新型コロナへの感染の懸念、渡航制限などによる競技環境、周囲への配慮を決断の理由に挙げた。

 【9月】早大人間科学部通信教育課程を卒業。

 【11月25日】日本スケート連盟が全日本選手権のエントリーリストを発表。羽生も名を連ねた。

 【12月7日】26歳の誕生日を迎える。

 【12月23日】フジテレビ「Live News α」のインタビューで全日本出場を明言。SP、フリーともに新プログラムで臨むことも明かした。

 【12月24日】全日本選手権の公式練習で調整。

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2020年12月24日のニュース