東京五輪組織委の森会長「どれだけ観客を入れられるかは天との勝負」 NF協議会であいさつ

[ 2020年12月24日 14:09 ]

組織委の森会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は24日、情報共有や意見交換を目的とした国内競技団体(NF)との協議会をオンラインで開催した。冒頭のあいさつでは組織委の森喜朗会長が、新型コロナウイルスの影響で来年へ延期となった大会の準備状況について説明。「前代未聞の状況で苦労の1年だったが、開催へ向けて関係者が取り組んだ結果、さまざまな前進があった」と話した。

 森会長はコスト削減など大会の簡素化やコロナ対策について説明したが「課題は山積している」と指摘。コロナ対策について「選手、メディア、関係者についてはある程度議論されているが、一番の問題は観衆」とし、世界中で感染拡大が止まらない現状に「無観客となるのか、どれだけ観客を入れられるのか、これは天との勝負。神様がどれだけ味方していただけるかに懸かっている。どんなことになっても、きちんと対応できるように取り組みを進めている」と祈るように語った。

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2020年12月24日のニュース