山田らがラグビークリニックで指導 日本代表の最先端スキルを伝授

[ 2019年4月28日 16:12 ]

ラグビークリニックで子どもたちを指導する山田章仁
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 ラグビーW杯日本代表候補の山田章仁(33=NTTコム)、立川理道(29=クボタ)、姫野和樹(24=トヨタ自動車)、具智元(24=ホンダ)の4選手が28日、千葉県浦安市のNTTコムグラウンドで、約100人の子どもたちを対象にラグビークリニックを行った。

 今回のクリニックで指導対象となったのは、初心者ではなく普段からラグビーに取り組む子どもたち。そこで基礎を教えるのではなく、現在の日本代表も取り入れる最先端のスキルを4選手が講師役となって伝授した。姫野はタックルされた後に一度ボールを置き、すぐさま拾って前進する「ピック&ゴー」、立川は素早くパスの受け渡しをする「クイックハンズ」と、それぞれが得意とするスキルを指導した。

 同クリニックは山田が発案、企画し、昨年からスタート。今回は通算6度目の開催となった。最先端のスキルを教える意図については「“そんなのもあるんだ”と思ってもらえる。せっかく日本代表の僕たちが教えるので」と説明。姫野も「自分が子どもの時はこういう機会はなかった。逆にうらやましいですね」と話した。

 W杯日本代表候補は前日27日に強化試合を終えたばかり。試合に出場したのは立川だけだったが、貴重なオフの時間を割いて競技普及や人気拡大に努めている。立川が「疲れは大丈夫です。楽しくできた」と話せば、山田も「W杯前も、その後も続けていきたい」と意欲。子どもの指導が初めてで「緊張した」という具も、「いい経験になった。日本代表を子どもの目標になるチームにしたい」とW杯へ決意を新たにしたようすだった。

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2019年4月28日のニュース