張本、令和7連休 右手故障などの回復に専念して国際大会3連戦へ

[ 2019年4月28日 05:30 ]

卓球世界選手権個人戦   第7日 ( 2019年4月26日    ハンガリー・ブダペスト )

張本智和(撮影・吉田 剛)
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 男子シングルス4回戦で敗れた張本智和(15=木下グループ)がリフレッシュで令和の巻き返しを図る。30日の帰国後は、来月1日から7日まで、自身初の7連休を計画。右手薬指腱しょう炎の不安をなくし、来月末からの国際大会3連戦に向かう。なお、26日に行われた混合ダブルス決勝で石川佳純(26=全農)吉村真晴(25=名古屋ダイハツ)組は中国組に敗れ連覇を逃した。

 半ば強制的な休養だった。今大会は故障を抱えて戦い、8強入りを逃した張本=写真=について、日本男子の倉嶋洋介監督(42)が「5月7日まで休みます。まず治さないと。やりながらだと長引く。慢性的にはさせたくないので休むしかない」と予定を明かした。

 今月のアジア杯で右手薬指の痛みを訴え、腱しょう炎が発覚。今大会の混合ダブルスの出場も見送った。さらに大会直前の合宿で左足首も痛めていたという。質量ともに満足いく練習ができず、「心の部分で思い切って入れなかった部分がある」と指揮官は分析した。

 今後は、5月末の中国オープンを皮切りに、東京五輪代表選考に関わる国際大会3連戦が始まる。大事な戦いへ、倉嶋監督は「まず指と足を治してから」と宿題を課した。世間は改元に伴う10連休がスタート。日本のエースも7日間の“令和連休”で、故障と4回戦敗退の心の傷も癒やす。

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2019年4月28日のニュース