山室&亀山、失意のキングにエール「必死な内村航平見てみたい」

[ 2019年4月28日 05:30 ]

体操全日本選手権   第2日 ( 2019年4月27日    群馬・高崎アリーナ )

アイシングしてもらう内村(撮影・西海健太郎)   
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 種目別トライアウトに出場した16年リオ五輪男子団体総合金メダルの山室光史(30=コナミスポーツ)、あん馬の13年世界王者・亀山耕平(30=徳洲会)が、前日(26日)の個人総合で予選落ちを喫した同学年の内村航平(30=リンガーハット)にエールを送った。跳馬では米倉英信(21=福岡大)が自身の名がついた「ヨネクラ」を決めた。

 失意のキングへ、戦友が熱い言葉を並べた。跳馬で14・099点、平行棒で13・833点をマークした山室は日体大、コナミスポーツで内村と切磋琢磨(せっさたくま)。「ちょっとやさぐれているかもしれないけど、落ちるところまで落ちたら、上がるしかない。今までになく必死になる内村航平を見てみたい」と言えば、あん馬で14・266点の亀山は「期待されてやっているのは相当なプレッシャー。凄く大変だと思う」と気遣った。

 この日、学連枠で14人が個人総合を演技し内村の予選順位は37位から40位に。種目別の床運動で28日に出場する権利は得たが、棄権を決断し帰京した。予選後に内村と話した佐藤コーチは「まだ整理できていないみたい」とし、わずかに残る鉄棒での世界選手権(10月、ドイツ)代表入りの可能性も「まだ考えられないんじゃないかな」と言う。痛めている両肩は今後、精密検査を受ける予定。まずは心身を休め、リスタートの時を待つ。

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2019年4月28日のニュース